結局連載は自分との戦い

前回「うわあああん!」となっていましたが、とりあえず「Webで連載するメリット」みたいなものを書いておきます。


メリットその1は、自分を追い込めること。趣味でたらたらと書いていると、やっぱりたらたらしちゃうんですよ。「あーあそこの設定考えるのめんどくさいな」とか「ここのシーンは後で考えよう」とか、そんなんばかりで書きたいところだけどんどん溜まっていって、そんなんだから変な設定だの追加要素だの増えていって「うわあああん!」となる。


なんで「うわあああん!」になるかと言うと、そりゃあ全部自分の中で完結させているから。自分と自分の対話だから。キャラクターの会話考えてる時、延々と自分とおしゃべりし続けてるわけで「これって虚しい行為なのでは」と思わないでもない。


だから自分に甘くなったり厳しくなったりするのを防ぐためにとりあえず外に出すことを目標にする。だからPVは基本度外視なんだけど、とりあえず宣伝の練習くらいはしておこうかなというくらいです。


あと余談になるけど、宣伝文句を考えると「自分は何がしたいのか」「何をメインで伝えるべきなのか 」が明確になっていい。偉い人が使う「コンセプト」って言葉ですね。これは他を意識しないとなかなかまとまらない。


メリットその2は、格段に執筆スピードがあがること。やっぱりね、締切があるかないかっていうのは全然違う。これは自分を追い込むことにも繋がるけど、ぐちゃぐちゃ考えてボツにするくらいなら「このくらいでええやろ!えいや!」と外にポイするのもひとつだと思う。


もちろん連載しながら書くことはデメリットも存在する。例えば読者の声がノイズになることや、締切に追われて書きたいものが書けなくなるとか、PVばかり気になって集中できないとか、割とデメリットのほうが多いかもしれないな……。


つまりなんだ、アレだ。初心者は全部書いてから連載するといいかもしれないぞ!それか全部書いてからまとめてWebに載せる!毎日読者のコメント見てどう話を作るか考える、というのは割と狂気の沙汰なので大人しく全部書いてから少しずつ出していったほうがいいぞ。


よし、書くぞ!プロットの隙間がなんだ!なんか上手いことやって適当に繋ごうとしているな!そんな甘い考えだからお前はいつまで経ってもダメな奴なんだ!なんだと!少し甘いくらいで世の中丁度いいんだ!ストイックさは身を滅ぼすぞ!やめて!自分の中で喧嘩しないで!!!喧嘩するなら外に行ってやって!!


……ここではこのくらい自由に書いても誰にも文句を言われない。そう、それがWeb小説の魅力。この魅力を忘れないものでありたいね。次回は……ネタ出しの話、できるかなぁ。自由に書いていきましょう。


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