こいバター 心焦がして フィナンスィエ ビビらずかませ ガツンと強火 

こいバター

心焦がして 

フィナンスィエ

ビビらずかませ

ガツンと強火 






 フィナンスィエは火技のお菓子です。

 焦がしバターは色がついたなって時点であっという間に焦げる。その時点で火を止め、余熱で今だ! という一瞬を見逃さずに、鍋底を氷水につける。じゅっと音。浅い焦がしは論外。焦がし過ぎると芳醇な広がりは失せ、単調なものになります。


 生地は最初、数分240度でガツンと外を焼き固め、あと温度落として1.5倍ほどの時間焼く。真ん中だけポッコリ膨らむ。

目指すは外カリ中しっとり、ドゥミ・セック半生菓子

 べったり180度でジリジリ焼くなんてダサいことはしません。

 火を焦げを恐れず、焦がし過ぎずぎりぎりを攻めいく、男も女も度胸と漢気おとこぎの見せどころです。

ぶっちゃけ職人の腕と性格が表れるお菓子です(笑)


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