元魔王の仲間の修業期間④
(確証はない。 じゃが、そんな予感がする……とてつもない嫌な予感が……)
「どうしました? 顔を青褪めさせて?」
(まさか、こやつまさかとは思うが、“
「どうやら私の正体が分かったようですね。 なら、教えましょう!
「……やはり、
「目的? 簡単です。 私の目的は、最強の賢者であるあなたを殺し、その知識を頂く。 ただそれだけです。」
「儂の知識を奪う? できるのか、そんな芸当が?」
「相手の能力を奪う、それは私にとって朝飯前です。」
「まさか……スキルでできるのか!」
「ご名答です。 さすが最強の賢者だけあります。」
(でも、なんのスキルかは分からないようですね。 私のスキル……
(ふむ、なるほどな。 お主のスキルは
「無抵抗のようですが、いいんですか? 奪えますよ? 今の状態だと。」
「ほほほ! 舐めてもらっては困るのう。 抵抗してないのは、お主のスキルが分かったからじゃ。」
「何を言っているんですか? あなたのスキルはそういう、解析系のスキルではないはず!」
「いくらでも、隠蔽出来るんじゃよ。 自分のスキルくらいはのう!」
「な、何の冗談を言っている! お前のスキルは
「今気づいても遅いのじゃよ。 消えてなくなれ!
あたり一帯に無色透明の鉱石……ダイヤモンドが降り注ぎ、地形をえぐり、
「偽っていおいて正解だったのう。 偽ると、こういう時に役に立つ」
「さっきのは一体何者ですか?」
「あやつはこの世界と別の世界を繋いである、
「有名な悪魔ですか?」
「もちろんじゃ。 今より数百年前に存在した錬金国家アルケミスをたった一人で滅ぼした化け物じゃよ。」
「錬金国家アルケミスって、あの伝説のあの国家ですか!」
錬金国家アルケミス。錬金術を身についけた人間が多い国である。国力としても、当時世界トップを誇っていた。
数百年前に編み出した、”悪魔召喚の錬金”により、この世に顕現した
自業自得である。 破壊させていく街の様子はまさしく、地獄だった。
なにせ、錬金国家アルケミスには、鉄壁の守護能力を持っていたはずの、”絶対防御の錬金”があったが、いとも簡単に破壊され、町に侵入し、町の住民に「私の仲間になりますか?」と質問し、質問に対する是非を聞かずに、無慈悲に殺した。しかしその顔は満面の笑みを浮かべていた。その後この国は歴史の闇に葬られ、特定に物好きにしか知られていない。
「と、こんな感じで錬金国家アルケミスを滅ぼしたのじゃ。」
「そんな、悪魔がどうしてここに?」
「昔のように仲間にしようとしたのじゃろう。 頷くわけないがのう。 ホホホ」
「勝てますかね……私が……」
「正直に言えば、今は無理じゃ。 じゃが、頑張ればいずれ勝てるじゃろう。」
「いずれですか……」
「そう嘆くな。 頑張ればいずれあやつのような悪魔にも勝てるじゃよ。 ……では、再開しようとするかの」
「何をしたらいいですか?」
「まずは、基礎魔法の威力上げからやるとするかのう」
「一体基礎魔法の何を……」
「決まっておる、全部じゃ」
「本気で言ってますか?」
「本気じゃ」
~~~~~~3日後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いくら、基礎魔法の威力上げとはいえ……きつすぎます。 一体いくつあると思ってるんですか!」
「片手で数えられるくらいかのう?」
「全部で大体120種類はありますよ。 一体どんな数え方をしたら、片手に入るんですか!」
「さ、さぁどう数えたか思い出せんのう」
(あ、動揺してる……)
一体この修行の行方は、どうなる?……
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作者の最近あったこと!!!
どうも、作者です。
7月の更新を見事さぼりました。スミマセン
と、まぁ、そんなことはさておき、最近あったことを話していきます。
夏休みに入り、部活動にも、受験勉強にも熱が入りました。と、そこまではいいんです。 問題はそこから、今までのテストをやり直し、90点以上取ったら合格、それ以外は不合格、さらに、その日のうちに直しをする。……部活が午後まであって、帰ってきて即これ、おまけに、学校だと45分なのに、30分でやらなきゃいけない、これって地獄かどこかですか?って思っています。そのせいで夏休みなのにどこにも行かず、引きこもり生活をエンジョイしています。
テストが終わっても、マイペースという学習教材を一日に5教科2単元ずつやるという目標を立てたにも関わらず、テスト直しのせいでできるわけもなく、まさしく地獄、徹夜しようとすると、親から早く寝ろと言われ、できてなかったら怒られ、理不尽すぎる……
……まぁ、それを吹っ飛ばしてくれることがあったんですけどね。 それは、タイピングの大会で入賞したんです! 7位入賞! しょっぼって、思いましたよね? 初めての入賞をしょぼって思うな!
と、まぁ、こんな感じです。昨日も大会に言っていきました。
今回の最近会ったことは終わります。
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