元魔王 元部下と戦う②

 剣と剣がぶつかり合い、火花が散る


ダークファング


蜘蛛スパイダーファング


 二つの牙がぶつかり合い、衝撃が走る


「まさか、魔王様と剣を交えることができるとは、光栄です」


「こっちは光栄どころか、最悪だよ!」


「あーははははは!いいですね!その絶望したような顔!最高です!魔剣ダークソードダンス


ダークシールド


「やはり、はいいようですね?」


だって?舐めるなよ?ダークウェーブ


(なんと、魔法まで使えるとは!転生したことで、魔法が使えるようになるとは!)


ダーク流星スター


「ぐはぁ」


(まさか、ここまで魔法だけで追い込まれるとは……)


「まだまだ!ダーク稲妻サンダー


「ははははは!まさか、ここまでとは……なら、私の全力を見せましょう!」


(え、まだ本気じゃないの?)


装備クイック!!! 蜘蛛武装!!!」


(え、装備クイック使えたの……)


蜘蛛スパイダーソード


(あーー剣長くない?避けれなくない?)


 ”自動戦闘状態オートバトルモードで避けることはできます。ですが……”


(一応かよ!? 確実じゃないの??)


 ”確実に避けるためには専用のスキルが必要となります”


(何なの?その専用のスキルって?)


 ”未来予測です”


(それはどうしたら入手できるの?)


 ”危機的状況になったとき0,05%の確率で入手できます”


(確率低くない?)


 時間にして10秒の会話だが、体感時間は1時間くらいだった


交差クロスする蜘蛛スパイダー斬撃スラッシュ


(あ、死んだ……)


 ”スキル 未来予測を手に入れました”


(手にはいちゃったーー!? 確か0,05%じゃなかったっけ!?)


 未来予測を手に入れた瞬間、視界が変わった


 ……そう未来が見えたのだ


 とっさに体が動いた


「何!この交差クロスする蜘蛛スパイダー斬撃スラッシュを避けるとは!」


 未来予測を手に入れたことで、バーパルソードと互角に戦うことができた


(未来予測があって互角か……これで勝てるのかな?)


蜘蛛スパイダーファング!!! 魔剣ダークソードダンス!!!」


魔法マジックシールド


「まさか、魔王様と剣を交えることができるとは、光栄です」


「こっちは光栄どころか、最悪だよ!」


「あーははははは!いいですね!その絶望したような顔!最高です!魔剣ダークソードダンス


 最悪だ。こんなサイコパスと戦う羽目になるなんて……


魔剣ダークソード台風ハリケーン!!!」


(攻撃の種類が変わった!!!)


魔剣ダークソード一撃クラッシュ!!!」


 グエルが“魔剣“のバーパルソードとの激闘を繰り広げている時、ミサキは、


「面倒そうな相手が居るみたい……」


「おや、あなたは……あの墓の時にいた魔法使いではありませんか?」


「まさか、生きてたとはね……前回は戦えなかったから、思う存分今回は戦うとするか」


「魔法使いがこの私に勝てるんですか?」


「まず、お前は誰だ?」


「申し遅れましたね私は”傀儡マリオネット”シェイクスピアです」


「あの時は傀儡マリオネットって言ってたけど、今回はちゃんとした名前を言ったようだね」


「あの時は分身だったので、名前をいう必要なないかと思いまして」


「そうか。ま、そんな雑談はさておき、始めますか……」


「意外と好戦的なんですね……さっきも言いましたが、使が私に勝てるんですか?」


「魔法使い?何を勘違いしている?私は賢者だけど?それでも勝ち誇っているき?」


「賢者だろうと魔法使いだろうと私に勝てるわけないんですよ……だって、あなた、私の術中にはまっていますから」


「何を勘違いしているの?とっくの昔に抵抗レジストしているから」


「何を抵抗レジストした気になっているんですか?私にはしっかり私の魔法が発動しているのが見ていますから」


「あーーそれは、視界アイ支配コントロールであなたの視界をコントロールしているから」


「そんなことが賢者ごときにできるんですか!?その魔法は、伝説級魔法使いしか使えないはず……確か、今は、一人しかいなかったはず……」


「ええ。その伝説級魔法使いに弟子入りして、修行してもらったからね」


「通りで使える訳ですよ……なら、本気で行くしかないようですね!!!」


「いいの?本気で……こっちは少しだけ本気を出すから」


「舐められたものですね……なら、これを使いますか……装備クイック、人形武装」


装備クイック使えたんだ‥…なら、装備クイックで対応するしか無いみたい……装備クイック、大魔導師武装」


 お互いが開始直後から装備クイックを発動した……そしてその戦いは、あまりにも一瞬だった


粒子ナノ重力グラビティ


 粒子ナノ重力グラビティ、空気中にある粒子、つまりナノに重力魔法を使用する


 この魔法は粒子がある限り使える、最強の重力魔法である


{ちなみに粒子は英語でナノとは言わないよなんだかは知らないので、調べてみてねby作者}


(動けない!!!空気が重くて動こうとすると体が潰されそうだ!!!)


「お前、それでも本気か?それで本気なら弱すぎる」


「消し飛べ!!!傀儡爆破マリオネットバースト!!!」


「魔法での抵抗はしない方がいい。なぜなら、粒子ナノ重力グラビティと一緒に魔法による攻撃に反撃カウンターする魔法を付与してるからって言っても、死んでるか」


 こうして、ミサキと”傀儡マリオネット”シェイクスピアの戦いはあっさりと終わった


 グエルと"魔剣"のバーパルソードとの戦いに戻り


魔剣乱舞ダークソードラッシュ


「泡のバブルシールド


(あの斬撃を食らったら確実に死ぬ……だからこそ、中々攻め込めない……)


「どうしました? さっきから守ってばっかで? さっきみたいに攻めないのですか?」


「さっきからごちゃごちゃうるさいな……何が戦えて光栄だ? さっきから守ってばっかってこっちは攻めれないから守ってるのにまるで勝ち誇ったかのように言って……」


「どうしました? 私はあなたに攻められないために攻めてたんですよ? 何せ、消耗戦では勝てる気はしないので」


「なら、消耗戦と行こうか? ツインつのダーク


魔剣ダークソードシールド


(やっぱりだ、技を使うたびに剣の数が減ってる)


魔剣ダークソードウェーブ


反転リバース


「ぐっ……これだから消耗線は好きでは無いんだ……」


「それは、手持ちの剣が無くなるからでしょ?」


「分かってたんですか?」


「そうだよ?最近、王都で長剣ロングソードが無くなる事件があって、その犯人がお前のスキルだったからね……お前を倒すついでに、盗んだ長剣ロングソードを被害に遭った武器屋に返却しようと思ってさ」


「そうでしたか……なら、盗んだ長剣ロングソードは返還します」


「でも、ぶっ飛ばすって約束だから、ぶっ飛ばすまで終わらないよ?」


「なら、もう少し本気を出しましょう……二段階目セカンドモード魔剣武装」


装備クイックって段階があったんだ)


「この姿は剣を補充しなくても戦えます」


(それってずるくない?)


魔剣ダークソードファイヤー


「闇炎」


 炎同士がぶつかり、爆発が起こる


「さぁ、最後の戦いを始めましょう?」


「なら、お互い恨みっこ無しだね?」


「でしょうね……魔剣ダークソードレイン


この攻撃を合図にグエルと、バーパルソードの最後の戦いが始まった

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