元魔王 ギルドの最高ランクに達する

仲間ができて初めての仕事でまさかでかい蜂と戦うことになるとは。


そして、戦いが始まった。


「ブーーーーーン!」


どうやらすごく怒っているらしい。


「まずは、鑑定。」


ステータス

レベル 100

武器 虫

防具 なし

魔法 なし。

称号 虫の王・・・虫で攻撃するときに威力が20%上昇する。連続攻撃の回数が増える。

攻撃力 1000

防御力 20000

魔力  0


「弱点鑑定。」


弱点 火、重力、雷

耐性 水、風、闇、光


「弱点は火、重力、雷か・・・なら闇の雷!」


ゴロゴロゴロゴロゴロ

ズドォォォン!


 羽に命中した。そこから激しく燃えた。弱点を2個も突けた。


「おお、すごいな。利いてるみたいだぞ。重力グラビティ


「弱点を見てないのに弱点を突いてきてる。すごいな。賢者は」


「どうやら、終わったみたいだな。思ったより簡単だな。


「でも、ほんとに勝ったのかな?まだ少し動いてるよ。」


「なに。なんでだ。結構な威力を与えたはずだぞ?」


「鑑定したけど防御力が20000もあった。利いてるように見えて効いてないんだ。」


「そんなの反則級だな。」


「畳みかけてもだめだと思う。だから推奨金だったんだよ。耐性でも関係ない。闇槍!」


ドォォォォォォォン


「その技すごいな。」 


ピクリともあのでかい蜂が動かなくなった。


「これでうるさい羽根を擦る音が消えたな。」


「無傷で終わったのは初めてだぞ。」


「できるだけ無傷で終わらせたかったからね。」


「それでも推奨金を無傷は今まで前例がない。超人並みなことをしている。」


 こうして仲間ができて初めての任務は終わった。


「そういえば、お前、装備買うか?街で。」


「でも、お金ないよ。俺。」


「今までの任務で出た報酬は大体金だ。だからそれなりにあるだろ。だし、あの洞窟の奴は推奨本当なら炭だから金は結構出るはずだぞ?」


「あ、ホントだ。結構ある。」


「じゃ、街に向かうか。」


「そうするか。」


~~~~~~10分後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「王都以外の街に来たことないけどやっぱり街は賑わってますなー。」


「まず何から買う?武器、防具、雑貨色々買えるぞ。」


「まずは、武器かな。そろそろ強くしないと役に立たなさそうだし。」


「なら、あそこだな。」


そこには武器屋と書かれていた。


「いらっしゃい。」


すごく不愛想な店主が出てきた。


「どんな武器を売ってますか?」


「剣、槍、銃、杖、弓だ。」


「銃を一つください。」


「一つか。銀貨5枚か、金貨1枚だ。」


「金貨1枚で。」


「ほいよ。」


こうして、新たな武器銃を手に入れた。


「あと、剣を一つください。」


「銀貨3枚だ。」


「銀貨3枚で。」


「ほいよ。」


追加で剣を一本買った。


「またのお越しを。」


こうして店を出た。


「次は防具を買おうかな。」


「防具ならここを右に曲がるとあるぞ。」


「そういえば、ミサキは、ここに詳しんだな。」


「ああ、ちょっとだけここを拠点に活動してたからな。」


「へー」


そんな話をしながら防具店に着いた。


「あ、いらっしゃい!ミサキちゃん久しぶりね。この子は?」


「同じギルドで、今一緒に冒険をしている。名をグエルという。」


「グエルね。で、何をお探しで?」


「防具だから、服とか、盾とかかな。いいやつってあります?」


「あるよ。これなんてどう?」


これはすごく軽い素材で、すごい強度を誇る布を使って作ったものだ。上下セットだ。


「すごくいいですね。ください。」


「金貨3枚ね。」


「金貨3枚で。」



「あと、この盾なんてどう?」


それはどうやら元々王家が使っていて、もう王家が使わないとのことで市場に出るようになった代物だ


「そ、そんなもの買っていいんですか?!」


「いいよ全然。売り物だもの。」


「じゃ、じゃか、買います。」


「金貨1枚ね。」


「安っす!金貨1枚で!」


あまりの安さに驚きながらも購入した。


「また来てねー。」


「さてと、買ったものはアイテムボックスでも入れるか。オープン。」


”アイテムボックスに何を入れますか?”


「王家の盾と、銃を入れて。」


”分かりました”


「クローズ。ふー買った買った。結構お金があって助かった気がする。」


「それにしても普通なら買いそうにないものを買ったな。」


「んー。それは任務でたくさんお金貰ってたし、せっかくなら良いもの買うかなって思ったから。」


「そうか。じゃあ、さっそく任務行くか。」


「切り替え早。で、何処行くの?」


「じゃ、ここだな。」


そこは、「呪いの墓」と書かれていた。


「ここに行くの?推奨は・・・炭!危なすぎだろ!」


「危ないから推奨炭なんだろ。だし、あの蜂倒したから私も炭になったからな。多分勝てるだろう。時間はあの蜂よりかかるだろ。」


(おいおい、この人正気か?でも、実力試しに行きますか!)


こんなことを心の中で呟いた。

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