元魔王 仲間を手に入れる(2)
そこはまるで火の海だった。どこ見ても火、火、火。こんな世界居たくもないと何度も思った。その時、目の前に突然戦闘機が落ちてきた。その爆発に巻き込まれた。そして私は気を失った。次に気が付いた時には、豪華な装飾のされた城の中にいた。どうやら死んでしまったらしい。そう思った矢先、どこからか声がする。「成功したぞ!」「だが子供だぞ。役に立たん!」「役に立つかどうかはどうでもよいだろ!実際戦わせればわかるだろ!」「見た感じ成功したが、子供だったようだな。この子供は私が責任をもって育てよう。」周りからそんな声が聞こえた。だが、育てようといった人物だけは周りの人と違う服装だった。その人は自分はこの世界で最強の魔法剣士だ。そのために、自分が死ぬ前に一度召喚しなければならないとならないという掟を守り召喚した。そして、子供である君を召喚してしまったことはすまないと思っている。そのため、私が責任をもって育てよう。と、言っていた。そして、私は、その人に育てられ、そして、立派な魔法使いになり、王都のギルドに入った。
それがミサキさんの過去の思い出したくない記憶だ。
「すごい、壮絶な過去ですね。でも、そのおかげで賢者になれたんですよね?」
「まあ、そうだな。だが、辛い過去に変わりわない。」
(ホントに壮絶な人生だな。)
「次の任務って何処のやつ行く?」
「そうだな。飢えを与える者なんてどうだ?」
中々すごいものを選んだなこの人。絶対やばいと分かってて選んだな。推奨金
(金は上から二番目。ちなみに一番上は炭。なぜかって、炭素の「炭」で、炭素ってダイヤモンドなんだよ。ちなみに鉛筆の芯も炭素だよ。だから鉛筆の芯とダイヤモンドは同じなんだよ。作者解説)
「ランクって何?」
「金だぞ。お前はなんだ」
「えーと・・・え、なんか炭になってる!(さっきも言った通り一番上)あいつ倒しただけで!一気にツーランク上がったよ」
すごいことだ確か、「炭」って世界に30人位しかいなかったはず。その一人になった。
「すごいじゃないか。一番上のランクだぞ。もっと喜べ。」
「いや、嬉しいけど。上がりすぎてびっくりしてるだけ。」
「びっくりもするだろうな。だって、いきなり一番上のランクにいるんだから。その分、今から行く任務は余裕だろ。」
「うぐっ。プレッシャーがすごい。頑張れる自信が消えていく。行こうという勇気さえも消える。プレッシャーのせいで。」
「プレシャーなんてかけてない。」
ちょっと煽られた気がする。気のせいだろうけど。
「さっさと行くぞー。」
「お、おう。」
急かされてちょっとこけそうになった。
~~~~~~~~10分後~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「さ、ここだ。」
そこはとてつもなく見晴らしの良い草原だった。
「ここでランク金推奨の目標がいると。ってどこに!?」
「どうやら、とてつもなくでかい蜂だそうだ。」
「それで金?そんな訳・・・」
ないでしょと言おうとした瞬間ブーンとてつもなく大きな音で羽同士を擦る音がした。すると目の前にとてつもなくでかい蜂がいた。
「おいおい。まさか、これが目標?でかすぎじゃない!?」
「だから言ったろ、でかい蜂だって。」
見るからに6mは超える位でかい。
「これに勝てってか。ま、頑張るか!」
仲間ができて初めての仕事でまさかでかい蜂と戦うことになるとは。
そして、戦いが始まった。
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