第2話ただの異世界転移その2

そのあと皆んなで話し合って外(室内)に出てみることにした。不安になる人やワクワクしてる人、余裕ぶってる陰キャなど反応は皆んなそれぞれだったが、まぁね僕はそんな奴らとは違って落ち着いてるからね、、、いや、そんなことなかったですめっちゃワクワクしてます。いや、普通に考えて楽しみすぎるだろこれ。おっといけない落ち着かないと、吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー、吸って吐いて吸って吐いて


「オッキー何やってんだ?気持ちわりぃぞお前。」

「あー大丈夫大丈夫。」


ふー、危ない危ない、危うくやばい奴認定されるところだった。ちなみにさっき僕のことを気持ち悪いとか誹謗中傷してきやがったやつは、陽キャの多いこのクラスのたった一つの陰キャグループにいる影野藻武夫。そのグループには一応僕も入ってやってるんだ。それとオッキーっていうのは僕のあだ名。昔は幹彦をもじってミッ○ーっていうあだ名だったんだけど、作者がこのままだとネズ○ーマウスに消されちゃうから沖も含めてオッキーってなったんだ。


「おーい、置いてくぞー」

「すまんすまん、今行く」


早くしないと皆んなに置いてかれちゃうな。早く外(部屋の中)に行かないと。

そうして僕が外に出てみるとそこには、アニメやマンガでよく見た異世界の城の中の王室みたいなところだった。

いやー、壮観ですなー。まぁやっぱこのあとといえば王様達からこの世界について説明されて、チート能力ゲットしてこの世界の魔王を倒して欲しいとか言われるんだろうな〜。楽しみだ。


「異世界の勇者様方よくぞいらっしゃってくださいました。私はこの国の王のウオマ=ノ=イカマと言います。単刀直入に言います。この国は現在魔界に住む魔物達と戦っております。ですがここ最近魔物勢いが増してきて、我が国の領土や資源が侵略されて奪われています。そこで異界に住むあなた方を勇者として召喚させていただきました。どうか我々と共に戦ってください。」


うぉーきちゃー!これだよこれ。ザ異世界転移って感じ。めっちゃ興奮してるんだけどさ、あの王様、説明が校長先生みたいだな。もう少し長かったら誰か寝てたぞまぁ僕は途中寝かけたんだけど。それとさっきと言ってることが矛盾してるかもしれないけど、この王様説明不足過ぎんだろ。あれだけの情報で、はいわかりました手伝いますって言うやつはだいたい主人公気取りのやつだけだぞ。


「流石にいきなり戦えと言われても困惑したり、心配になる方もいるでしょう。でも安心ください。あなた方異界の勇者には神から一人一つ神器を授かっています。こう唱えてみてください【オープン・ザ・ゴット】と。」


うぃっゃっほぅーぉいー!きたきたきたきた!きましたよ皆さんお待ちかねのチート能力入手のお時間が。まぁこういうチート能力もらえるならまぁ多少は手伝ってもいいかな〜。僕の神器はどんなのかな?そういえばさっきの予想丸あたりしてるじゃん。もしかして予知能力だったりしちゃうのかな?でもまぁとりあえず


「「「【オープン・ザ・ゴット】」」」


皆んながそう唱えるとクラス全員の手元に一つの武器が握られていた。


「うぉっしゃー俺は剣だ」

「私は杖みたい」

「俺は盾か」


皆んなそれぞれの武器を手にし、それをじっくりと観察していた。さて、僕の神器はっと、、、おっ、弓矢か。めっちゃカッコイイやん。でも大事なのはこの弓矢にどんな能力が付いてるかだよな。


「では皆さん次に【ゴットステータスオープン】と唱えてみてください。そしたらその神器の力が分かるはずです。」


「「「【ゴットステータスオープン】」」」


さーて僕の神器の能力はっと、


《インフレの弓》

〘矢を放つ度に攻撃力が2倍になる。

ついでにある程度のオートエイムが付きます。〙


あっ、はいチート神器ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る