第20話 命日

俺の命日。5月なんだけどさ、

自分で実は忘れてた!


友人達がどうやら、俺の命日を一緒に過ごしてくれたらしい。


ラインがユリナちゃんの携帯に入ってきた。

「一年だね。」って。


そうだなぁ。。


そして次の日、

友人から、ラインが。

友人のお母様が他界したと言う知らせ。


ユリナちゃんは、直に考えるんだ。


なんなの〜、、三つ重なるって・・・

どう言う事・・・?


それを俺が察知。

そうなんだ。


この5月と言う月は、

友人にとって、

・自分の誕生日

・俺の命日

・お母様の命日


となるわけで。。


そう言えば、そうだよな。。


一年は、12ヶ月あるわけだよな。


なのに、、三つが5月と言う一ヶ月に集中している。


なぜだかは、わからない。


でも・・・・

意味があってそうなされている。


なぜそう思うのか、

それはね、

友人にとって、お母様、俺は、無縁ではなく、

関係性があるからなんだよ。



しかも!

しかもだよ!!

って、ユリナちゃん。


自分の生まれた月に、

他界だよ!


まるで。

それは、

「生と死」を表しているかのよう。


そこで、俺は考えたんだ。


『この世に生まれるとは。』

『この世を去るとは。』


この二つ。

切っても切り離せないもの。


きっと、お釈迦様が、

「考えてみてください。」


なんて言ってるのかもしれないな・・・

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