第18話 お仕事と感謝な気持ち

今回、俺は新大阪駅に来ている。


勿論、お仕事なユリナちゃんを守護する為だな。


俺、この新大阪で過ごした時間に感じた事を少し書きたいと思う。


新大阪駅は、ご存知の通り、新幹線やら、在来線やらを利用するお客さんでごった返している。


これが、東京になればもっと人は、増えるわけなんだけどな。


さて、長時間、駅の中にいると、様々な人がいるわけで。


お客さんは、勿論だが、俺が注目したのは、清掃員さん達。


そんな清掃員さんは、何処にでもいるわけで。

珍しくもなんともないだろうな。


気にもしないだろう・・・


ところが、新大阪駅のように、大きな駅とかになれば、

トイレ🚻は、日常的に並ぶわけだ。


ユリナちゃんは、女性だからな、勿論

トイレは、女性用を使用する。


トイレを使用する為にユリナちゃんと

一緒に、その列に並ぶ。


すると、清掃員さんが一人入って来られた。

「失礼します。」

そう言いながら。


ユリナちゃんの目を通して、その清掃員さんのお仕事を見ていたんだよ。


手洗い場をその方が掃除する姿を見ながら、俺は思ったんだ。


汚れた手洗い場を綺麗に掃除してくれる人がいる。

だから、いつも綺麗な状態で使えるんだな。


トイレの個室もそうだよな。

綺麗な便器、きちんとペーパーが、補充され、床も綺麗だ。


この方は、仕事だから、

このトイレを綺麗にして、お金をもらっている。


仕事なんだから、当たり前。


でも、そんな仕事を選び、してくれる人がいる。


こんなお仕事をしてくれる人がいるから、綺麗なトイレを使用できるんだと。


そして、俺は、

このトイレを使用する為に並んでいる

人達の中に、

どれくらいの人達が、「ありがとう」と

思えるのだろうかと考えた。


並んでいる人の中には

「あんな仕事、私はできない」

と思う人もいるだろう。


でも、仕事だから。

ではなく、

社会の一員として、お仕事をする人に

僕は「ありがとう」と言いたい。


そして、

どんな仕事も、


この仕事が偉くて、

この仕事は、程度が低い。


など思っている人達が心の目が覚めるのを願わずにはいられなかった。。。

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