第17話 何度も繰り返しな転生

いきなりだけど。

人は皆、何度も何度も、この世に生まれてきていると言われている。


そう、俺も沢山転生してきたはず。


その転生って、毎回違うと思うだろ?


でも、人によっては、何度も何度も、

繰り返し、同じ転生なようなんだ。



同じ転生?、、とは?


例えば、今生と言う今の人生をもう一度、やるって言う事。

これが、何度も、繰り返し。


俺の場合。

同じ人生を何度も、とはなってはいないんだけど。。。


同じ人生を繰り返ししている、こちらのユリナちゃんに毎回付き添っている。


あれ?って思うだろ?


俺は、ユリナちゃんの今生と言う人生。

同じ時間、人として転生していたわけだよな。


そんな、俺がどうやって、ユリナちゃんの人生に付き添えるって言うんだ?


この辺りがあの世の不思議でさ、


普通は、この世に俺が生きていたら、

俺と言う存在は、一人なはずだ。


でも、あの世での俺は、

俺と言う存在が一人いるとする。

その俺の一部が人間として、転生。

残りの俺は、あの世にいるわけだ。


な、不思議だろ。


あの世は、何があっても不思議はない

世界。。。


で?、、なんでユリナちゃんは、同じ人生を何度も繰り返ししているのか。


これには、御本人様、全く知らなかったらしく、かなり驚いていた。


そりゃあ、そうだよな。


楽しい、人生、楽で良い人生なら、

誰だって、もう一回って思うかもしれない。


ユリナちゃんは、転生回数は、少ない。

でも、今生と言う同じ人生ばかりを

繰り返し、何度も経験している。


それには、やっぱり理由があるわけで。。


そこには、クリアしてもらいたい課題があるからで。


そんな課題をやりこなせるように、

俺達のような、守護する者がいるわけだな。


俺は、ユリナちゃんの人生に寄り添いながら、自分が同じく人として転生しているわけだよ。


自分の様子を見たりもできる。


俺みたいな人は、他にもいると思う。



ユリナちゃんの記憶の中に、

江原啓之さんが話していた、転生する事。


「水溜りみたいな故郷から一滴のしずく。

これが転生する。

人生が終わった一滴のしずくは、

また水溜りの故郷へ帰る。」


これって、今ならよくわかる。


水溜りは、自分自身。

しずくは、自分自身の一部。


故郷は、自分自身へと帰ること。


だから、きっと、皆も同じかもしれないな。

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