第15話 お正月
明けましておめでとうございます😊
と言う事で、今年も始まりました!
あぁ。
こんなセリフ、
生前に会う人に言うようなセリフだよなぁ。。
と、ちょっと思いつつ。
俺、今年はご霊界に帰り初めてのお正月。
皆さんは、どんなお正月だったかな。
俺はね、神様から
「家族の元へ帰るがよい。」
って言われたんだけどね。
ユリナちゃん、お正月もお仕事でね、
販売員をしてて、初めての百貨店の
お正月だったわけでね。
不安と、ド緊張なユリナちゃんに
何か俺でも手伝えないかなと、
それで、仲間の方々と一緒に、
ユリナちゃんのお仕事のお手伝いをする事に。
俺の地元大阪にいるユリナちゃん。
大阪の阪急百貨店。
梅田の本店ではないけど、
初売りの福袋争奪戦は、凄い事になっていた。
生前、俺はね、お客さんとして百貨店には勿論行った事もある。
でも、バックヤードと言う、裏方の様子なんて勿論知らないわけだよ。
生前見れない、百貨店のバックヤードの様子や、新年の初売りのオープン間際の様子がこんな形で見れるなんて。。
もうね、百貨店の方々ね、
初売り、オープン前、
バタバタだよ。
普通は、10時オープンなんだけどね、
9時半〜と決められていたけど、
あまりのお客さんなんだろうね、
それよりも前にオープンしてね、
どのお店にも福袋があるからね、
最後尾のプラカードがあちこちに並び。
その光景をただ、俺は
「へぇ~」とか、
「すげーな」とか。
そんな事言いながら見てたんだよ。
ユリナちゃんは、緊張の中、販売してたけどね。
福袋、俺も家族と買いに行った事があるんじゃないかなと。
記憶は、もう、ボロボロと抜け落ちてはいるけど、感覚とかが残っていてね。
不思議な感じで見てたんだよね。
そんな、お正月も終わり。
三が日が過ぎて、俺は、
「あぁ。。
お酒飲みたいなぁ。」
って言うとね、
中筒様に呼ばれて、遅ればせながらの、
お酒を少しと、お料理を頂いて、
ユリナちゃんのお手伝いをしていた方々と一緒にささやかな、新年のお喜びをしたんだよ。
神様もね、普段はお酒は飲まれないけど、
こんなお正月の時は、少しだけ頂くみたいなんなんだよ。
ほら、神社に行くと祈祷してもらったりするとね、
日本酒が神様の前に並んでいたりするのはね、
お酒、日本酒だよ。
これは、お浄めにもなるんだよ。
そう話すユリナちゃん。
神棚に日本酒を御供えしたりするんだと言ってた。
神社からの御札の横に神様のお花(榊)と、お神酒(日本酒)を御供えしてたんだって。
おばあちゃん譲りの、信心深さだな。
でも、日本の神々様から
生前、俺も、皆さんも守られながら、
一年を過ごして来たんだと。
今ならよくわかるんだよ。
皆様にとって、
良き一年になりますように・・・
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