第11話 結局、この世を去った後は?
ちょっと久しぶりな、ひおりです。
ジャンが書く小説では、ちょくちょく登場している。
さて、この世を去ってからどれくらいになるのか。。
随分と長く感じているが、
ユリナちゃんからは、
「まだ半年くらいじゃないかな?」
「え?、、そんなもん?」
なんか、時間の概念がよくわからない俺。
初めてジャン達にここに連れて来られてから、ユリナちゃんを通せば、そちらの時間の流れが何となくわかる。
だが、ユリナちゃんから離れ、仕事であちらこちらへと行けば、全く時間なんて関係はなく。
あ、、こう言うのをきっと
『うらしまたろう』みたいなんて言うのかもしれないな。
すっかり、関西弁も抜け落ちたし。
結局は、俺はこの世を去ってから
普通の人が逝くべきルートは通らず、
一気に自分の元々の世界へと帰ってきたわけらしい。
だが、生前の妻の後ろに俺の一部を付かせて妻を守っている。
置いてきてしまった俺からのせめてものできる事だな・・・
どんな人も、今転生している限り、
遅かれ、早かれ、俺同様に
この世を去るわけだ。
中には俺みたいに、仏様がいる階層を通らず、閻魔大王様からの裁きを受けることもなく、元いた世界に帰る人っているのだろうな。
俺は、元々神々様の遣いをしているわけだし、親と言われる神様が父だ。
でも、元々が神々様の世界じゃない人もいるようだ。
最近、動画をユリナちゃんと一緒に見れば、やたらと多く登場する話。
『宇宙人』
この宇宙人と言うのか、
彼らから転生してきた人もいるのだろう。
すると、彼らも俺みたいにいきなり宇宙人の世界へと帰るのかな?
ジャン「生前の生き方、心に関係するんじゃないかな。」
俺「どう言う事だ?」
ジャン「生前、俗世にどっぷり浸かり、本来の自分からは、程遠い人は、やはり階層へといき、時間をかけて自分を取り戻す必要があるのかもしれん。」
俺「それって、、スピリチュアルとか興味有る無し関わらずだよな。」
ジャン「そんなのを幾ら知識を入れたって、自分自身が俗世のままなら、変わらないだろ。
大事なのは、どう生きたか。
精一杯生きてきたんなら、やがて元々の自分のいた世界へと帰れるさ。
また、仲間が待っているだろうからな。
ひおりを俺達が待っていたようにだ。」
そうなんだな。。
そらそうだ。。
皆が自分の帰りを待ってくれている。
そう思うと、この世を去っても
少しは救われるような気がするよ。。。
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