第13話

次の日


昨日思いっきり、言ったことを思い出すと恥ずかしくなって来た。


 「おはよう、お兄ちゃん」


「おはよう、甘寧さん」


「戻ってる」


「何が??」


「何でもない」


「??」


ーーーーーーーー

 休日


 優達は最初はお母さんのところにやって来た。


 丁度昨日したことを話をした。


 「甘寧さん」


「何??」


「今日帰ったら、お母さんのことを一杯話そうか」


「・・・いいの?」


「うん、それでね。ずっと言おうと思ってたことがあるんだよ」


「何??」


「お母さんは甘寧さんのこと愛してたと思う」


「・・・っなんでそう思うの??私が虐めてたことを知ってんたんだよ」


 「俺がそう思ったからだよ」


「・・・何それ」


甘寧は笑った。昨日と同じようなことを言ったのに余りにも単純で、昨日と違う返答に、



ーーーーーーーーー


 それから、しばらくまた居た

 

 「ねぇ、お兄ちゃん。」


「何?」


「私は、どんなことがあってもお兄ちゃんを守りたい」


「俺を??」

 

「うん、私がお姉ちゃんになる」


「??」

 

「私が優を幸せにする」


「えっ、」


「私は過去も今も明日も、全ての優をお兄ちゃんを弟を私が守る」


「えっ、えっえ??えぇ??」


 ごめんね、お母さん。私優のこと支えるって約束したのに、めちゃくちゃ怒られちゃった


 けどね、優の気持ちが少しでも知れてね。


 やっぱり優は本当は、私に怒りたかったんだよね。それを我慢させてね。分かってたのにそれを言いたくないから我慢してるのに無理矢理いわせるようなこと言ってね



  あぁ、本当にダメだなと思ってさぁ。


  



 だからねぇ、お義母さん、ダメな私でも頑張るからね、私頑張るから。


______


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