ペルシア戦争
久しぶりの簡単回。この資料集に載っているのは、短い詩と解説だけです。ペルシア戦争の詳しいことは、ネット検索すればたくさん出てきます。
まず、みずから従軍したアイスキュロスの『ペルシア人』からの抜粋。
「いざ行け、ヘラスの子どもたちよ 行きて祖国の自由を守れ わが子 わが妻のために自由を守れ われらが祖先より伝えられし神々の社と われらが祖先の墳墓のために守れ いまこそすべてはこの一戦に賭けられた」
ギリシア人の自由を守る気概が表現されています。
次は詩人シモニデスの『テルモピュライなるスパルタ人の墓碑銘に』
「旅人よ ラケダイモン(スパルタの古名)へ行く人よ行きて伝えよ この丘に おん身の言のまにまに われら死にき と」
テルモピュライで全員戦死したスパルタ兵の壮絶な戦いに対しての詩です。
ペルシア戦争は、ギリシア史にとって、祖国を防衛し、アテネに代表されるような民主的な政治体制を確立する契機となった重大な戦争です。
この戦争の勝利によって、アテネは、最盛期を迎え、ペルシア戦争を西洋の東洋に対する勝利という見方が、後世にまで継承されましたが、ペルシア側にしてみれば、遠征軍の失敗のひとつに過ぎず、ペルシアの危険が常にギリシア側に存続したそうです。
そして、次回のサラミスの海戦はヘロドトス写経回です(泣)。
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