ホメロスとヘシオドス
ホメロスとヘシオドスが活躍した時期は前8~6世紀の初期ポリス時代で植民活動が展開された時代でした。
ホメロスとヘシオドスはカルキスという都市で歌競べをしたことがあるそうです。
ホメロスは戦争と武勇を讃える『イーリアス』を歌い聞き手の胸を熱くさせる一方、ヘシオドスは『労働と日々』を歌い、平和な詩を愛する時の王の裁定により勝利したそうです。
ホメロスの詩の中には、トロイの木馬で有名なトロヤ攻めや、クレタ島の様子が歌われる場面があり、後にシュリーマンやエバンズなどによって、遺跡が発掘され、歌われていたことが実際にあったことなのだと証明されました。
この「世界史資料」という本には、ホメロスの詩もヘシオドスの詩も掲載されているのですが、わかりづらい訳で、引用する気になれず、『労働と日々』も正直に仕事に励むことをすすめているのですが、とりたてて取り上げる内容には思えませんでした。
シュリーマンはホメロスの詩を読んだり、暗唱しないで過ごす日はなかったという逸話が残されているくらいですから、ホメロスの詩を原語で楽しむことが出来るなら素晴らしいのかもしれません。
語学の才能がないので原語は無理ですが、素晴らしい訳があれば読んでみたいのでホメロスの『イーリアス』と『オデュッセイア』という作品名を頭の隅に置いておきます。
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