プタハ=ヘテプの教訓など
・プタハ=ヘテプの教訓
古代エジプト文学はピラミッドテキストから死者の書に至る宗教文学の系譜がある一方、プタハ=ヘテプの教訓のような俗文学も多いと言われています。
この本に掲載されたプタハ=ヘテプの教訓には、老いて衰える時が来ること、次世代のために、教えを伝えていくこと、例として、インテリぶらないで、学のあるものと同じように学のないものにも相談することの大切さを挙げています。
このプタハ=ヘテプの教訓は後世まで教科書として用いられたそうです。
・ロゼッタストーン
エジプトの象形文字が解読されるきっかけになった歴史的発見ですね。ヒエログリフと同時にギリシア語でも同じ内容が記されていたので、手がかりが多かったのでしょう。ロゼッタストーンで検索すれば詳しいことがわかると思います。
・イクナートンの一神教
アメン神信仰の隆盛によって、神官階級は広大な神殿領を有し、貿易によって巨利を得るようになりました。神官と対立した王はアメン神やオシリス神の信仰を禁じ、唯一の神、アトンを信仰することを強制したそうです。アトン神は太陽神ですね。この時代を俗にアマルナ時代と呼ぶそうです。信仰改革に熱中し、対外的なことを疎かにしたため領土は失われていったそうです。この王(イクナートン)の最後は明らかではありませんが、その後継者であるツタンカーメンの頃には、アメン信仰が復活したそうです。
このあたりの感想はエジプトの象形文字が解読されたのは大きいなと思いました。そのおかげで古代エジプト文学を楽しむことができるのですから。
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