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目次
悪魔が来りて書きかえる
右でも左でもなく真ん中に
今は答えのない世の中だ
そんな物言いに逃げてばかりで
結局、怖いんでしょ？
いろいろと
人権は優しさの問題じゃない
人権は思いやりの問題じゃない
人権は道徳の問題じゃない
それは“不可侵の定められたもの”
あなたにとって気に入らない答えかもしれない
だけどこれは絶対なんだ
だって、じゃなきゃいつかあなたは殺される
“優しい悪魔”に
あなたは自分がいつまでも安全圏にいると
そう思い込んでいるのかもしれないけれど
人権が道徳の問題ならばそうはいかない
道徳の在り方は日々変わっていくのだから
なるほどあなたは“道徳的”な人間かもしれない
でも支配者の認識が変わってきたら
人権の在り方は人によって違っていいものではない
つまりこれは絶対なんだ
異論を聞く余地はない
どんなに憲法を変えてもこの項目だけは決して変えてはならない
もちろん人の話を聞くことも有意義だ
相手の考えを変えるため改めさせるために
人権とは“折り合い”の問題ではない
誰がなんと言おうとダメなものはダメなんだ
人は彼を“人の話が聞けて理性的”、
俺を“融通が効かない頑固”と、思うかもしれない
そう、それは我々が人権を軽視し続けた結果
人権がなくなれば殺されても仕方がない
強盗されても強姦されても仕方がない
それを自分たちで選んだのならなおのこと
これだけは、これだけは絶対に学ばなければならない
悪魔は人権を制限したくて堪らない
そしたら全ては思いのまま
“誰かにとってだけ優しい人”に
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