世界を救う者の詩《うた》
弥生
世界を救う者の詩《うた》
ある晴れた日に選ばれた一人の子
『世界を救え』 旅は突然
飢えたコボルト パン食べ二人
枯れ果てた 草木に凹む ドライアド
花手渡せば 旅は三人
不審げなアサシン、勇者始末せん
ほのぼの顔に 四人目増える
驚いた。五人目賢者、目を見張る。
魔物に人に 何の集まり?
六人目。商人はぐれ、困り顔
魔物説得コボルトどやり
王都にて、賢者と共に謁見だ
王子応援 七人目だね
海の街 嘆く海竜 励まして
背に乗り泳ぐ竜、八人目
四天王 流石に怖い 強敵だ
ドライアド兄!? 九人目なの?
待ちなさい! 王子がここで囚われと!
説明し、あらやだ私勘違い?
お詫びに魔神、十一人目
キャラ濃いわ……私要ります? 聖女です。
怪我治しましょ 十二人目ね
我こそは! 勇者なるぞと剣持った
偽物土下座、十三人目
四天王、流石にやばい。もうダメか?
一目惚れです! 十四人目ね……
引っ付かれ、青ざめるかな。アサシンよ
妖精助け、十五人目ね!
四天王、猛き血潮がこだまする!
即捕縛され、十六人目
四天王、流石にもうね、わかったよ
白旗両手 十七人目
火を囲み わいわい食事 旅の友
気づけば増えた 十八人目
火が消えて 独りぽつりと 残される
闇を掬いて 十九人目
泣いている 大きな影が 二十番
魔王抱きしめ 旅はおしまい
世界を救う者の詩《うた》 弥生 @chikira
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます