第57夜

毒親育ちは、【責任を負い過ぎてしまう】傾向がある。


幼少期、親の不幸を「あなたのせいよ」と背負わされてきたために、大人になっても《他人の責任》を《自分のもの》にしようとしてしまう。


『皆の為だから』と最初のうちは進んで出来ても、次第に怒りが溜まっていき、最後は爆発してしまうんだよね。[引用元:.X]


爆発というか、自爆?

ウチの場合は、リセット症候群として長い間出てた。小さな違和感やモヤモヤを、「でも友達だしな」「○○してくれたしな」で見過ごすのだけれど、最終的に(無理だな)ってなってリセット。最悪の場合、電話番号を変えてまでリセットする。そこから再び繋がる人もいれば、二度と繋がらない人もいる。


最後にリセットしたのは、1年前の10月。

ヒトとSNSの恐さを目の当たりにして、連絡元のアカウントを消した。

その後、自分が繋がりたい相手だけと繋がって今に至るわけです。

今は、小さな違和感を感じたらそっと距離を取るようにしている。自爆しないで済むように。


大事な人の尊敬するところの1つは、人間関係での距離感。パッと見は分からないけど、彼の中では明確な線引きがあるんだと思っている。

そんな彼に、〖仲良し〗だと言って貰えるのは、とても嬉しいし名誉な事だと思う。


慣れが出てくると、ウチは強がってしまう。

《心配をかける=迷惑をかける》の方程式が染み付いてしまっているから。何度それで怒られた事か。…「怒られた」から、『怒られたくない・怒らせたくない』って刻まれているんだろうな。まぁ、ソレで怒って叫び散らかす実母→暴力振るう元旦那①→物に当たり女に走った元旦那②を38年(実母17年・元旦那①11年・元旦那②10年)受けて来たので、たかだか4年では溶解しないんだろう。

それでも。

大事な人と出逢ってからは、自分でも驚くくらい弱音を吐き出してると思う。

"口にする(言葉にする)"のはまだまだ苦手だけど、聞き流してくれる事に救われてる。

この1年、リセット症候群が出てないのも大事な人のお陰だと思っている。


先日「愛してる」と伝えたら、「知ってる」って返ってきました。

「好き」「大好き」「愛してる」って、くどいくらい伝えている気がしないでもないけれど。

くどくても、ちゃんと伝えたいなと思う相手は彼だけ。これだけは何がなんでも変わらないし、ずっと言う。言いたいから言う。


早くに大人・親になったウチは、ようやく本来の自分を生きようとしてる。

病んだり落ちたりもするけど、以前に比べたら格段に減った。

離れていても、毎日繋がってくれる大事な彼のお陰でしかない。

ありがとう、大好きで大事な人。

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