第2夜

最後にうちを「好きだ」と言った男は。

わざわざ飛行機乗って会いに来て、「一緒に住もう」と言い。

2人は結婚するの?と聞いた友人に「結婚する」と答えたかと思えば、その5日後に連絡先全てブロックするという事をしてくれたクソでした。

ブロックしたその日に、ご近所さんだと判明した別の女の子と飲みに行く約束してたそうな。


…飛行機乗って会い来た時、酒飲んでた上に遅れてきたからな。

その時点でこちらから無理です!って言えばよかった。


うちはいつもそう。

違和感を感じて、前日に「会いたくないなぁ」「行きたくないなぁ」ってなるのに、蓋をしてしまう。

「でも、約束したしな」って。

で、結局違和感の勝利。

自分が違和感から来る、【不安・猜疑心】に耐えられなくなって爆発する。

違和感のある相手には、常に不安。

これは、2人目の影響がおおいにあって。

うちの中では、最大のトラウマでもある。

連絡の出来ないヤツ(2人目)は、それをいい事に複数の女性と連絡を取り合い、その内少なくとも3人とは会っていた。

ビックリするよね。

そしてそういう人間はまず、「俺の事信じてないの?」と言う。

どの口が!と、今なら思う。


そんななので、見る目が無いなと思った自分は、恋愛はもういいやになったのである。



ただ。

『彼』だけは違った。

これは

うち史上初、飾らずに素を見せられる唯一の相手とのお話。

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