第41話 王国の滅亡まで…残り7日

「どうもこんにちはサソリンのお天気ニュースのお時間です。今日の天気はおそらく晴れ、ところにより魔法と砲弾の雨が降るでしょう。」ガッガッガッガッ


 前の人生の夢だったアナウンサーの真似がここでできるとは、いや、そんなことしてる場合じゃない。


「鑑定さんどうするんですか、撃ってきてますよあの人たち。」ドンッ


【だから先程から言っているでしょう、やられたらやり返す倍返しだ!!と。】ドガッ


 なぜそのネタを、そんなものどこで習ったのよ。


『私が教えてあげました。』キンッ


 なにーー?!?!


 ドコーーン!!キンッキンッキンッ!


 ……うるさいなあいつら。話している途中でしょうが。


 まずは人類というもの言語というものがある。それで対話をはかり、平和的解決をしようではないか。


【あなた、人類の言葉喋れますか?】


 あっ………


 いや、諦めてはいけない。

 バスケのあの人だって“諦めたらそこで試合終了ですよ”って言ってたもん。


『じゃあどうするの?』


 まずは肉体的な対話を…


【それは実力行使では…】


 ええい、見とけよ君たち、対話というものを見してやる。


『体がないのにどう動けっていうのさ。』





 ………数分後


【無理ですね。】


 はい


『無謀な挑戦だったな。』


 はい…無謀ってひどくない?


 対話のために近づけば近づくほど弾幕が過密になっていったが、敵陣についた頃には大半が逃げていて、強そうなやつと豪華な服のやつしか残っていなかった。


 どうやら強そうなやつは冒険者パーティーのようだ。鑑定してみると平均レベルが100近くある。かなり有名な冒険者たちなのだろうが自分と比べるとものすごい差が……


 調子に乗ってすみません。そんなにレベル変わらないです。しかも、ステータスも少しだけ上回っているぐらいでそんなに差がないんです。

 

『うわっ、情けな。』


【スキルレベルはかなり上回っているのですし、外殻が割れない限りダメージはないんですから気にしたら負けですよ。】


 外殻ってダメージないの?

 初めて知ったんだけど。転生してから結構立ってるよね。気づかなかったの俺?


【自分の身体くらい知っていてください。】


『そんなことよりも、相手さんも準備ができたみたいだよ。』


 え?なんの?


『【バトルの】』


 私は話し合いに来たのですか?!





____________________


 どうもこんにちは作者です。

 今週が終わったら春休みなのですが、

     毎日投稿?

 できるわけないだろ!!

 ということで生徒会と今年受験生の従兄弟と最近産まれた従兄弟のお姉さんの赤ちゃんを見に行くなどといった予定があるため投稿ペースは変わらなさそうです。


 次回、ギリギリの勝負?

       


 

 

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