第38話 人類視点 1
*サソリンのいる森の近くの国
「所長っ!!西の森から高魔力反応が探知装置にて検出されました。」
「何!?それはどれほどの大きさなのだ?」
「最低でもドラゴン級の大きさです。さらに付近に巨人族と思わしき反応多数。」
クソッなんでこんなことになっているのだ。まだ、私がやっとのこと魔道士騎士団の所長になって1ヶ月も立っていないというのに。
「冒険者に調査の依頼を出せ、報酬を多く出して確実に調査しろ。騎士団は飛空艇により空から調査しろ、いざというときは攻撃しても構わん。」
よりにもよって、ドラゴン級とは下手したら一国が滅ぶぞ。確実に殲滅しなければ。そういえば先程の報告に巨人族の魔力反応があったな…
「攻撃をするときは巨人族を囮に使って攻撃しろ。奴らは人間様を劣った種族だと思っているだろうがそれを利用して前に出し、盾にするぞ。」
バタバタバタ バンッッッッ
「報告します!!っ巨人族の魔力反応、消失。繰り返します。巨人族の魔力反応消失!!近くのドラゴン級は生存している模様。さらにこちらに進んできております。」
「「何だと!?」」
なんということだ。たしかに魔力では人類が勝っているとしても、あの巨体、フィジカルを持っている巨人族を殺しただと…
「巨人族を殺せる実力ならドラゴン級を遥かに上回っているではないか。」
うるさいな副所長。そんなことここにいる者たちはわかっているんだ。
「所長。これは森との間にある平原で騎士団と冒険者を集め、迎撃に出たほうがいいのではないでしょうか。」
確かにそうだ。たとえやつが強大な力を持っているとしても、ドラゴン級なだけであって広範囲な魔法は使えない可能性がある。
「騎士団と冒険者を平原に配置し、迎撃しろ。私は王城に行き、王にこのことを報告してくる。」
これは外国も動くしかないか、
「ここにいるものは各国の外務の者にこのことを連絡、救援を頼め。ドラゴン級を脅しにして頼め。副所長は騎士団の指揮を頼む。」
「了解!!」
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お久しぶりですね作者です。今回は別視点でのお話でしたが次回もこの話の続きからなのでお楽しみ?に〜
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