第31話 進化した感触
進化が終わるのはいつになるのだろうか。
俺は繭の状態になってから40分が経過し、メガロドンとの戦いのために作戦を考えていた。
そのとき、
【進化が完了しました。起きてください。】
どうやら進化が終わったようだ。鑑定さんの声が聞こえる。
パキッパキッバリッッッ
毎回思うが繭のようにみえて、硬さは俺の硬さ以上にありそうな気がするな。
道理で冒険者は俺の繭を壊さなかったのか。
【無事に進化できたようですね。しかし、特殊な進化を選択してしまったためか進化前よりもステータスが下がっていますね。】
『なんだと?ステータスが下がっているのか?』
【はい。】
なんということか、ステータスが下がってしまっては、考えていた作戦を実行出来ないじゃないか。
とりあえず、ステータスがわからないと次のことができない。
『ステータス。』
____________________
名前:サソリン Lv1
種族:深海サソリ R:B
体力:1000/1000 魔力:185/185
攻撃力:200 防御力:450(+100)
魔法攻撃力:80
魔法防御力:450(+100)
スキル:世界の言葉 アイテムボックス
身体能力強化Lv9
深海猛毒針Lv8 環境耐性Lv9
威圧 (殺) 危機察知能力Lv6
甲殻牙格Lv4
魔導の心得 気配遮断Lv7
影魔法Lv1 隠密Lv5
暗器収納 精神強化Lv6
水中呼吸 水中移動
水魔法Lv5 深海適応
称号:ゴブリンキラー 表層の覇者
殺戮者 人類の敵 豚キラー
浅瀬の覇者 ネームドモンスター
____________________
元々あったスキルが変化していたりするが確かにステータスが一通り下がっている。
下がってはいるが、
『思ったよりも下がっていないな。』
【当たり前です。仮にでも進化しているんですから。思いっきり下がるわけではありません。】
これなら少しだけレベルを上げればメガロドンと戦えそうだな。
『鑑定さんよ、この近くにいい狩り場はないか?』
【本当に彼女と戦うのですか?】
『なんでそんな事聞くんだ?』
【今の貴方では彼女に勝てる可能性はありませんよ。】
そんなことやってみないとわからないだろ。
『それでも、俺はやる。何事もやってみないとわからないだろ。』
【そうですか…】
今の鑑定さんの言葉はすごく悲しそうに聴こえた。
だが今のサソリンは鑑定さんの気持ちに気づかずにメガロドンを狩りたいという思いに満ち溢れていた。
そして、時は満ちた。
____________________
どうも作者です。次回、
『再戦そして、思い。』
また来週
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます