第29話 再戦
俺が鑑定さんと努力を始めてから4ヶ月たった。
とりあえずは俺たちの4ヶ月を振り返ってみよう。
まず最初に、一つの壁にぶち当たった。
それは、中層の陸上に魔物は湧くのかという問題だ。
結果としては湧かなかった。
だが、近くの浅瀬には勢いがないと彼女は追ってこれないようだ。
だからなのかたくさんの魚型の魔物がいてレベルアップが捗った。
それにしても、色とりどりの魚がいたな。
もう、サンゴ礁しか残ってないけど。
ここにいた魚たちは大半をやってしまい、残ったものも逃げてしまった。
これが2ヶ月前ぐらいの話だ。
それからは少し深いところで、クジラのような生物やイカのような魔物を倒してレベルアップしていた。
その時に一番強かったのはイカの巨大化したものだった。
そして、2時間前に海流と遭遇し、倒した。
そして、現在、
『海竜ってそんなに美味しくないんだな。』
【当たり前です。深海の水圧に耐えれるような体の作りをしているんですから。】
そりゃそうか。
『そんなことより、今日こそ彼女を倒す。』
【そうですか、無駄死にはしないで欲しいですね。】
無駄死にだと…
俺が負けることなどあるわけ無いだろ。
このとき、俺は慢心していた。
俺は海流を2時間かけて倒したが、彼女は海竜をお菓子を食べるかのように捕食しているのだ。
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