第24話 オークは意外とおいしい
『どうも皆さん、こんにちは!
お天気キャスターのサソリンです!!
本日の天気は……血飛沫、時々、槍が降ってくるでしょう………』
…………
『多すぎるだろ!オークが!!』
そう、俺は進化してから一番最初に見た光景は毛むくじゃらの二足歩行の猪でした。
【何やってるんですかサソリンwww】
鑑定さん…
『ネタみたいにするんじゃねえよ。』
それにしても多い…いつの間にこんなに増えたんだ。
【それは、あなたがゴブリンを殺しすぎたせいですね。
ゴブリンとオークは互いに敵対していて、それぞれが変な争いをして数が保たれていたというのに、ゴブリンを殺しすぎたせいで、その均衡が崩れてしまったためです。】
珍しくまともな解説だったな。
それにしても、あのときにゴブリンを殺しまくったせいだったのか。
『それじゃあ、オークもそれぐらい殺せばいいのか?』
【そういうことです。】
その後、13時間の戦いになるとは思ってもいなかったサソリンであった。
『ナレーションまでサソリン言うなや!』
『やっと終わった……。
『豚も積もれば山となる』なんてなwww』
13時間後には、そこに山ができていた。
『鑑定さん、この死体の山はどうすればいいの?』
本当にこんな山をどうしたら良いのかわからないな…
【あなたのアイテムボックスで保管し、食料にすれば良いと思います。】
え……? アイテムボックス?
『すっ、ステータス!』
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名前:なし Lv11
種族:ウミサソリ R:C
体力:258/350 魔力:120/120
攻撃力:98 防御力:118(+80)
魔法攻撃力:83 魔法防御力:118(+80)
スキル:世界の言葉 アイテムボックス
身体能力強化Lv5
猛毒針Lv4 環境耐性Lv2
威圧 (殺) 危機察知能力Lv3
挟み込みLv6 噛み砕きLv9
魔導の心得 気配遮断Lv4
影魔法Lv1 隠密Lv3
暗器収納 精神強化Lv6
水中呼吸Lv3 水中移動Lv2
水魔法Lv3
称号:ゴブリンキラー 表層の覇者
殺戮者 人類の敵 豚キラー
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『本当に持ってた アイテムボックス。』
【自分のステータスぐらい覚えてください】
フッ、そうだな。 だが!!
【だが?】
『だが断る。』 ドンッ!!
【……………】
あの…沈黙はやめてください。
それから数十分の間、鑑定さんは仕事を放棄した。
『それにしても、これで海に行けるんだよな?』
【……はい、そうですね。】
鑑定さん、機嫌直してくださいよ。
【仕方ありませんね。】
ありがとうございます。
『それでは、いざ海に…突撃!!』
____________________
どうも、作者です。これにて上層編が終わりました。次は中層編です。
これからも応援してくださると嬉しいです。それと、ステータスに書いてあるスキルで、名前を見ただけでわかるようなものは解説いたしませんので、『これわからない!』
と思ったものはコメントで教えていただければ解説にします。
それでは、次回、作者死す!(嘘です。
お楽しみに
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