第23話 これで海に行け……、

『俺が選択するのはこいつに決めていたんだよ。鑑定さん!!』


 そう、俺は進化先のウミサソリを選択したのであった。


【はい、わかりきっていましたよ。】


『えっ?!』


【次に進むためには選択肢がウミサソリしかないので、とても簡単です。思考を読む必要もありません。そんなこともわからないのですか?】


 クソっ、いちいち恥ずからしいことを言ってきやがる。


【パートナーですから。】


『誰がパートナーだ!』


【えっ…、パートナーじゃないんですか。】


 えっ…なんでそんなに悲しがるんだ…俺が悪いみたいじゃないか。


【実際にそうですし】


『なんか、ゴメンな。』


 そういえば、この繭が孵化?するのはいつなの?


【だいたい4時間後ですかね。】


 結構早いな、前回が丸一日だったのに対して、今回は5時間くらいか。


【それは、ウミサソリがキラースコーピオン

よりも下位の魔物だからです。……ユニークなことにはかわりないけど】ボソボソ


 ん?また最後の方が聞こえなかったな。


【そんなことよりも周りを気にしたらどうですか?】


 どうして?


【ただいま繭から直径5mの間に10人以上の人型生命体の気配を確認したからです。】


 また人間?


【いいえ、オークのようです。】


 オークだって?!

 あの、エロフを犯して慰みものにしているオークですか?


【ちょっと違う気がしますが、猪の頭を持っている二足歩行の豚です。】


 そんな奴が繭になんのようだろう。


【餌じゃないんですか?】


 えっ…嫌だ!あんな奴らに喰われたくない

孵化まであとどのくらい?


【1分もありませんよ。】


 えっ…、あと四時間って言ってなかった?


【気にしちゃいけません。】


 早く孵るなら好都合だな。


パキッパキッパキッパキッバリッッッ


『俺、参上!!』


【復活でしょうが。】ベシッ


 痛っ、これは、精神攻撃?!


『そんなことよりもオークをどうにかしないといけないんだった。』


 プギャーブギュ

 

 こうして、俺とオークの半日にもにも渡る戦いが始まったのだった。



____________________


 お久しぶりですね。作者です。長めの休暇をいただきましたが腕を磨いてきましたよ。


 いろいろとリアフレに質問をしたり、改善点をきいたりして、いろいろと直しております。


 まぁ、これからも程々に頑張るので期待はそこまでしなくても良いけど応援してくださると嬉しいです。


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