第21話 冒険者と???視点
???視点
私は今日も退屈な自分の部屋で過ごしている。
でも、明日から学園に通えるんだという思いで今を過ごしてる。
「ナル様!!ご報告が。」
「なんですか爺。」
急に爺が部屋に入ってきて、焦った表情をしている。
なにかあったのだろうか。
「報告します。学園付近のダンジョンにて
ユニークモンスターの存在を確認したそうです。
そのため御主人様が学園に入学するのを延期しようとしております。」
「なんですって!!お父様は今どこに。」
「執務室でございます。」
なんてこと、私がとても楽しみにしていたというのに…延期だなんて。
ダッダッダッ バンッ
私は扉をおもいっきり叩いてこじ開けた。
「!? おお、ナルではないか。
どうしたのだそんなに血相を変えて。」
「お父様が学園入学を先延ばしにしようとしているのを聞いてその理由を聞きに来ましたわ。」
さぁ、話してください。
「それはただ一つの理由だ。
お前を守るためだ。かの魔物はBランクと
Aランクの冒険者を返り討ちにしたようだ。
そんな存在が近くにいるのにお前を送り出せるはずがないだろう。」
え…A.Bランクの冒険者を返り討ち?!
冒険者の中でも上位に入る実力を持っている
人たちが、そんな…
「そのため、今 国に、勇者の派遣を要請している。奴が討伐されるまで入学は認めれん。」
「わかり…ました。」
楽しみにしていたけどしょうがないか。
それに、勇者が見れるかもしれないし。
こうして、王国の中でもかなりの有力者である辺境伯の令嬢が学園に入学するのを延期したため、各地で入学するのをためらう貴族が増えていった。
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お久しぶりです。作者です。
この度は5日間以上休んでしまいすみません
これからも頑張っていくので応援してくれるとうれしいです。
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