第9話 閑話 冒険者ギルド2

 なぜゴブリンでこんなに慌てているのか

その話をしてあげよう。

 それは、1年前の話だ。



 あのときも、ゴブリンの発生から話は

始まった、そして、3日後に数千匹のゴブリンがやってきたのだ。

 私達の街は数千人にもなる被害を出しながらもなんとか街を守ることに成功した。

 だが、それだけでは終わらなかった。

 次の日には数万匹にも及ぶ大群が来た。

 なんとか王国からの加勢がきたおかげて

4日後には街に侵入したゴブリンの掃討が完了し、この戦いは終わりを告げた。

 その時の死者、行方不明者は4万を超え

負傷者は15万にまでのぼった。

 その時と同じ状況に今、なっているのだ



「ゴブリンを見たという情報は

 正しいのかバルド。」


「ああ、俺の友人からの情報だ。

 確実と見ていいだろう。

 表層にゴブリンが確認されたと同時に

スモールスコーピオンも確認された。」


「そうか、スモールスコーピオンがある程度数は減らしてくれるだろう。

 国に応援を呼べ!

 事態は一刻を争う!!」


「冒険者の諸君この街は危機に瀕している

今度こそ力を合わせてこの街を守るぞ!」


 『おおお!!』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る