第2話 転生がそんなんで決まってたまるか

 そこで意識がなくなり次に意識が出てきたのは、白しかない空間だった。


 『…ここは…!?声が出ないだと

 それに体も目も動かせねぇ』


 突如として眼の前に女性が出てきた


 「お姉様この魂はなんですか?」


 『誰だ?』


 「お姉様聞いていますか?」


 「聞いてるわよ」


 後ろからこえがした。

 それに、俺の声は聞こえないらしい。

 眼の前に居る奴がお姉様と言っていたから

後ろにいるのはこいつの姉なのだろう。

 しかし、眼の前にいるこいつは幼女にしか

見えないな。


 『ここは一体どこなのだろう』


 考え事をしているうちに向こうは話が

纏まったらしい。


 「結局この魂は転生させるんでしょ?

 早くルーレット回しなよ。」

 

 なに、転生? ルーレット?

おいおいまさか人の人生をルーレットで

決めるつもりかこの姉妹。

 というか転生させるってこいつらは

女神なのか…こんなんでいいのか女神が 


 「早く回しちゃって」


 「了解!! それ!!」

 

 ぐるぐるぐるぐる…シュパ!!


 「ハズレた〜 次だ次」


 ぐるぐるぐるぐる…シュパ!

 

 「森か〜 あたりだね!! 次!!」


 ぐるぐるぐるぐる…シュパァァァ!!


 「大当たりだ!

 鑑定スキルだよお姉様!!」


 「やったわね!」

 

 おいおいスキルって言ったか?

俺はファンタジーな世界に転生するのかよ

ていうかハズレがあったよな!?

あれなんなんだよ。

まさかこの状態で転生するのか?!


 「さぁ、転生ボタンを押しましょう」

 

 「そうね」

 

  ポチッ


 『ちょ待ってって…』


 シュワァァァ



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