第4ワン【はじめての、おーでぃしょん、のあと】
場所・自宅のリビング
彼女、やけ酒で酔った状態。
「......とはカッコつけてみたものの、やっぱり初回でなんかオーディション受かんないよねぇ〜! うん、知ってた!」
彼女、近くで訝しげに見つめるブン太にからむ
「聞いてよブン太〜。私、こう見えても事務所主催の特別オーディションに優勝してこの世界に入ってきたんだよ。言ってみればスペシャルなわけ。だからもしかしたら初回で大役獲得できたりして! って期待しちゃうじゃん。世の中そう上手いことは続かないもんだね」
ブン太、察して彼女に近寄り、身体をくっつけたまま座る
「ブン太、私を慰めてくれるの? ありがとねブン太〜☆ ホントはお礼にお酒あげたいところだけど、牛乳でガマンしてね。その代わりブン太の大好きな成分無調整牛乳にしといてあげたから」
彼女、お酒と割る用でテーブルの上に置いておいた牛乳をブン太の水入れの中に注ぐ。
SE・牛乳が注がれる音→ブン太が牛乳を飲む音
「美味しい? あ〜あ〜そんなに口の周り白くしちゃって。相変わらずいい飲みっぷりだねお前」
「よし! 今日は私も久しぶりにとことん飲んでやる!」
SE・ブン太、吠える
「おっ、ブン太も付き合ってくれるの? いいね〜☆ じゃあこの際だからとっておきのびゅ〜る出しちゃう? ちょ〜っと待っててね〜」
ブン太、びゅーるの言葉に反応し、キッチンへ向かおうとする彼女の周囲をくるくる周ってついてくる
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