第6話 専属モデル、とは
それからというものもう何度も撮影をこなし、期間で言ったら二ヶ月ほどやっただろう。
なんだかモデルの仕事も楽しくて、やりがいがあると感じてきたこのごろ。
「専属モデルになる気はある?」
「…専属モデルってなんですか?」
「要はうちの事務所に所属して仕事をするってこと。今はアルバイト感覚でやってると思うけど、専属モデルは学業と両立してこなさなきゃいけない。大変だとは思うけど、憂希美ちゃんは向いてると俺は思うよ」
専属モデル…つまりこれを仕事にするってこと。
「無理強いはしないけど、僕としても君のような逸材は手放したくないからね」
「いつざい…」
「今は…二年生か。来年受験生だし大変だろうけど、考えといてよ。高校生っていうブランドもあるしな」
「私も
そうは言われたけど、私はこの仕事でやっていけるのだろうか。
考えても埒があかないけど、これからはしっかり自分で考えて動かなきゃいけない。
お姉ちゃんにも迷惑かけられないし。
「専属モデルかぁ…」
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