第3話


 そして小学校にもある大きな鏡僕はジッと見ていた。

鏡は大きく光り輝いていた。


 僕は鏡の中の広々とした球体の中にいた。

あのピンクのナース服の女性がいた。

僕はナース服の女性に「未来に戻して下さい!」と言っていた。

ピンクのナース服の女性は冷たく、こう言った。

「選べるのは1回だけ、そうでないと未来が変わってしまうでしょう」

僕は「じゃあ何で僕は過去に行ったんだ!由美を助ける為に選んだのに現在に戻してくれよ!」と叫んでいた。

ナース服の女性は「残念だけど、あなたはここに居て私と同じ水先案内人の役目をしなければいけない様ね」と言っていた。

僕は「水先案内人?」と焦っていた。

ナース服の女性は「そう迷った人達を過去か未来に案内する仕事よ、私も昔は普通の女性だったわ今は名前も忘れたわ、あなたには、その使命があるのよ」と優しく言っていた。

僕は「じゃあ、ここから僕はずっと出られないの?」と聞いていた。

ナース服の女性は「でも、あなたが来てくれて良かった、これで寂しくなくなるわ」と言っていた。


 僕は「嘘だ〜由美を助けたい、由美に会いたいよ〜」と叫んでいた。

ピンクのナース服の女性は司を優しく抱きしめていた。

そしてこう言った「ここに居れば辛い事や苦しい事はないわよ、私もあなたも同じ一緒よ」と司を慰めていた。


       完

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鏡の中2 浜田まひる @mahiru8

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