第4話 もうガマンできない…///
心美がくれた二つの袋のうちのまず一つを俺は手に取り、取り出す。
「これって。」
「そう!これ健太が欲しいって言ってた新しい服!」
心美がくれた服は俺の好きなミュージシャンとのコラボグッズ。
半袖と長袖をくれた。
これ2着だけでも一万近くするんだけど。
「こんなのもらっていいの?」
「もちろん!私が長年愛してきた健太が欲しいって言ってたの買えるだけで私は嬉しいよ。」
「ほんとにありがと。」
俺は心美抱きつく。
お互い無言だが、お互いに嬉しさを噛み締め合い共有し合っている。
「それともう一つのプレゼントはとっておきなんだよ?」
心美はそう言ってもう一つの袋を渡してくる。
「これさえあれば、うん、うん。完璧。」
「何だそれ。」
俺はもう一つの袋の中身を確認する。
「おい、これって。」
「そう!コンドーム!」
「おい、いい感じのムード壊すなって。」
「いい感じ?これからなるんじゃない?」
「お前、俺のこと舐めてるな?」
俺は心美の悪戯に乗っかって、心美にキスをする。
「んっ♡いつも急だなぁ、健太は♡」
「ああぁー!!!」
「健太ぁ〜、もう一緒に気持ち快くなろ?」
「後悔は無いか?」
「後悔?」
「知ってるとは思うが、俺は童貞だぞ?」
「私は処女だぞ?」
「わかった。もう取り返しはつかないからな。」
「うん♡覚悟できてる♡もうガマンできない…///」
ここからはもう乱れに乱れまくった。
数時間後、時間も夜を回っていた。それもいい時間。もう20時である。
「心美、まだ痛いか?」
「うん、ちょっとだけね。」
「ごめんな。」
「謝らないで?私が誘ったんだから。」
「でも一応、俺もその誘惑に乗ったわけだから。」
「律儀だなぁ、健太は。」
俺らはベッドの上で見つめ合いながら話した。
「心美、家に帰らなくていいのか?」
「先週から一ヶ月間、お父さんとお母さんは出張でアメリカに行ってるよ。出張のついでに健太の両親とも会って来るらしいし。」
「そうなのか。じゃー、今日ぐらいはうちに泊まっていけば?」
「あぁ!健太、もしかして誘ってる?」
「何でだよ。」
「私と一緒に居たいの?」
「そりゃ心美と一緒に居たいよ。」
「エヘヘっ。嬉しいこと言ってくれるじゃん。じゃー、今日は健太の家でお泊まりしちゃおうかな?」
「今日は楽しもうな。」
「まだ続ける気?」
「いや、俺ももう二回戦はキツイよ。」
「アハハ!健太、もっと体力つけなきゃ!」
「心美と戯れるためにな。」
俺たちはこの後、一緒に風呂に入った。
一週間後、放課後に俺の家に集まった。
心美の両親がまだ帰って来ないので今日も心美と俺の家でお泊まり会をすることにした。
「いつもごめんね、家に泊めてもらっちゃって。」
「いや俺が心美と一緒にいたいだけだから。」
「エヘ、そっかぁ。」
心美は嬉しそうに笑みを浮かべる。
俺は心美に抱きついた。
「ねぇ!突然すぎるって!」
「ごめん、我慢できなかった。」
心美は少し驚いていたものの、結局は抱きついてくる。
「あぁ、私、幸せ。ずっと好きだった健太と一緒にいられて、ハグできて。」
「俺も。」
「私、もう健太のお嫁さんになりたい。」
「ぜひ。俺はいつでも待ってるよ。」
「私でいいの?こんな私で?」
「心美がよければ、こんな俺をお婿さんにしてください。」
「よろしくお願いします!健太!これからも末長くよろしくね。」
「こちらこそ末長くよろしく。心美!」
俺らはこうしてお泊まり会を始めた。
あとがき
どうも。マリウスです。
一応完結です。読んでいただきありがとうございました。
今後アフターストーリーも書くかもしれません。
俺の幼馴染は周りには塩対応だが、俺にだけデレデレ天使ちゃん! マリウス @mariusu_202010
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