第3話 ヒットラー「わが闘争」 呉PASS出版
昭和17年に邦訳された名訳の復刻版です。
従来、一般書店やアマゾンで流通してきた角川文庫版の「わが闘争」に比べ、呉PASS出版の「わが闘争」は非常に読みやすい。
(角川版「わが闘争」は、翻訳がかなり堅い所為もあり、カントの「純粋理性批判」に近い印象を受けます。ヒットラーはカントと同じ純粋ゲルマン民族なので、両者の精神構造由来の文章構造は、非常によく似ているのかもしれません。私の場合、角川版を読むと、政治よりも哲学的な思考に流れてしまう。)
ヒットラーの書いた「わが闘争」とは、当時のドイツ人にとってはバイブル(聖書)の如き精神的支柱でした。
しかし、第二次世界大戦でドイツが降伏して以来、現在に至るまの80年間、世界中でその出版が阻止され、つい最近、ようやくドイツは出版できるようになった。
(日本の角川書店社長であった角川春樹氏が様々な個人攻撃を受けたのは、彼が猶太人の要請を断り「わが闘争」を出版したから、という話もあるほどです。)
今回、呉PASS出版の「わが闘争」を読んでわかったのは、
① ヒットラーとは「き○がい」ではない。
② むしろ、優れた叡智を持つ「天才」に思える。
③ カントと同じ純粋理性によって解き明かされた、ヒットラー独自の(100年前の)世界政治(世界観)とは、そのまま現代にも通用する貴重な世界観となり得る。
④ ヒットラーの目指したのは「世界征服」などではなく「猶太人的世界からのドイツ人の隔離」によって「ゲルマン民族の純粋性を守る」ことにあった。
ドイツ(ゲルマン民族)に「パリサイ派猶太人的世界」は不要であり、猶太人とは関わりたくない、というのがヒットラーの意志であった。
落合信彦氏の「20世紀最後の真実」(絶版)に依ると、ヒットラーはアメリカの「国際ユダヤ人協会」に、当時ドイツ在住のユダヤ人を全員アメリカへ移住させるよう要請したが断られた。仕方がないので、ドイツ在住のユダヤ人をマダガスカル島や、当時日本が支配していた満州へ移住させようとした(日本では「河豚計画」と呼ばれた)が、国際ユダヤ人協会によってそれら計画も潰された。
現在の中国の政治的立場とは、当時のドイツと非常によく似ていルということが呉PASS出版「わが闘争」読むとよくわかります。
中国という国もまた、唐の時代から、いかに夷狄(文化を持たない野蛮人)と没交渉するか、という問題に腐心して来た国です。アメリカの「モンロー主義」というのを紀元前からやってきている。
長い歴史に裏打ちされた高度な知性と豊かな文化によって、物でも精神文化でも全て自前で中国人は供給できるので、他国との交易など基本的に必要ないのです。
ところが、「国際交流」「世界経済」なんていう偽善で世界を引っかき回す、世界一厄介なパリサイ派猶太人を中心とした三国人たちに脅され、仕方なく「くだらない世界」に関わりを持たざるを得ない。
2023年の今、もし中国が「モンロー主義」でも行なおうものなら、80年前のドイツと同じく、パリサイ派猶太人に支配された「世界各国」から「悪の帝国」の烙印を押され、袋叩きに遭い、潰されてしまうでしょう。
(「先進半導体技術」なんかなくても、中国はいつか必ず目的を達成する。
何でもマニュアルやステレオタイプの技術がないと「存在することができない」パリサイ派猶太人・三国人的人間・国とちがい、中国人は個人個人が「工夫する」ことのできる民族だから。)
⑤ これは「わが闘争」に書かれていないことであり、私(平栗雅人)の完全な推測ですが、パリサイ派猶太人から離れたいヒットラーは、ドイツ国内からユダヤ人を追い出すことを諦め、逆に、自分たちドイツ人が猶太人のいない場所へ集団移住することを決意した(第二次ゲルマン民族大移動)。
そう考えると、世界最高のシンクタンクドイツ参謀本部が、あんな無茶な戦いを繰り広げた理由もわかろうというもの。ドイツ参謀本部が、「禁忌の両面作戦」を敢えて行なったのは「民族大移動」のための時間稼ぎだったのです。
聖書に書かれた「パリサイ派猶太人的人間」=「三国人」が存在する限り、ゲルマン人や中国人、そして純粋日本人(在来種縄文人)は、安心して生活できない。
ドイツ(ゲルマン民族)は、80年前この難題に挑戦し解決しました。
ゲルマン民族と同じ問題に直面する現代の中国は、 如何にも中国らしいスタイルでこの難問を切り拓こうとしています。
「栄光ある孤立」をしようとすれば「自分さえよければいい、勝手な国」と苛められ、「一帯一路」で世界に貢献しよう(世界と関わり合いになろう)とすれば、覇権だの世界征服を謀る危険な中国と非難される。
しかし、道を知る中国人は、空飛ぶ円盤や・水と空気からエネルギーを作り出すなんていうゲルマン的な技術がなくても、必ずやヒットラーの行き着いた「ゲルマン人が安心して住める世界」へ辿り着くだろう。
肝心のわが日本、と言えば、これまた日本的な「血の濃さ」という日本の神々の恩恵によって、中国の10倍の年月と犠牲を払いながらも「偽物の三国人的日本人」を浄化し、独・中と同じ次元にいつか到達することができるでしょう。
「人生の最高目的とは、国家の維持でもなければ政府の維持にあるのでもない。種の保存である、という道理を忘れてはならない」(呉PASS出版「わが闘争」P.121)
2023年6月27日
V.1.1
平栗雅人
大学日本拳法人の必読書 V.1.1 @MasatoHiraguri
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