第20話 ゆうちゃんのこと
ゆうちゃんのこと
ゆうちゃんは小さくてあんよが短く
クリクリした目が水色でとっても可愛い猫ちゃんです。
あんよが短くても身体能力が高くて活発で高いところにもぴょんと軽々飛び乗ります。
猫ちゃんのおもちゃで傘のような生地を広げると円になって真ん中にあるスイッチを入れると生地がくるくる回り円の縁に猫じゃらしの棒のようなものが出ていてその丸い生地が回ると猫じゃらしも一緒に回ります.
ゆうちゃんはこれが大好きで夢中で遊びます。
猫じゃらしめがけてジャンプして捕まえようとダイブします。
ビックリするぐらい俊敏です。
遊ぶ姿がとても可愛いので写真を撮ろうとしますが動きが速くて写真に収めるのが大変です。
でもたまたま両方の前足で猫じゃらしの先をはさんで大きなお口を開けて齧っている写真を撮ることが出来ると嬉しくなります。
またゆうちゃんは赤ちゃん時からずっと使っているちいさいぬいぐるみのワンちゃんを今でも可愛がって?います。
気が向くと前足と後ろ足で抱えて
後ろ足でカッカッカッカッ!と思い切りけ蹴ります。
そして歯を剥き出してワンちゃんを咥えて顔を左右に振って振り回します。
ワンちゃんは満身創痍ですがまだ壊れていないのでゆうちゃんの大切なおもちゃです。
冬になると夜寒くないようにゆうちゃんのピンクのつぐらの中にあんかを入れて帰ります。
電子レンジであんかを温めて袋に入れて毛布で包んでつぐらに入れます。
ところがあんかを温める為につぐらの中に入っているあんかを出そうとすると「私のあんかに触らないで!」とばかりにゆうちゃんが走ってきて私の手に噛みつこうとします。
あんかを出せないと温めることができません。
困ったなぁ!ゆうちゃんの気がそれるのを待ってようやくあんかを出して温めることが出来ました。
ところがあんかをつぐらに入れようとするとキラッと目が光りまたゆうちゃんが走って来ます!
そしてつぐらを私から守らなくちゃ!というように中に入ってしまって出てきません。
私も、つぐらに用事はありませんよ、というそぶりでその場を離れて知らん顔しているとそのうちにゆうちゃんが出てくるのでちょっと遊んだりおやつをセットしたりして気をそらしてその隙にあんかを入れます。
その後はお世話に行くと、ゆうちゃんがご飯を食べている時にあんかをつぐらから出してしまい、帰り際ギリギリではなくゆうちゃんがまだ遊んでいる時を見計らってあんかを温めて入れるようにしました。
これでゆうちゃんのご機嫌を損ねずにあんかを入れることができました。
つぐらやあんかが自分の物だという意識があって守ろうとするなんて相当頭のいい猫ちゃんだと思いました。
お世話も工夫してうまくいくと面白いです。
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