第17話 うさちゃんのこと

うさちゃんのこと


多くの場合うさちゃんはお留守番中はケージに入っていて、私がお世話に行くと、うさちゃんをケージから出してお部屋の中で遊ばせている間にケージの中のトイレのお掃除やご飯の入れ替えなどをします。

あるお世話の時うさちゃんはケージに入っていなくてお部屋の中でフリーでお留守番していました。

お部屋の隅に後方と両横だけ囲いがあるケージが置いてありその中にご飯の器やお水などがあります。

キャベツが好きなので冷蔵庫から出して千切って与えてくださいとのことでしたので、

キャベツを千切って入れようと囲いに近づくと、勢いよく走って来て、近づくな❗️と後ろ足で、ドン!ドン!と威嚇するのです。

そして私に飛びかかってくるような様子を見せます。

うさちゃんの歯はキリのように鋭いので噛まれると大変です。

キャベツを一切れうさちゃんに投げてそれを食べている間に器に急いでキャベツを入れました。

ふと、キッチンの方を見ると、大きな紙袋が倒れていてその中からお買い物袋やビニール袋などが出て散乱しています。

うさちゃんがいたずらして袋を倒したようです。

散らばった袋を片付けようとするとうさちゃんが走ってきて散乱した袋の上に乗っかって、

来るな!と後ろ足で、ドン!ドン!ドン!ってしました。

自分のおもちゃを取られると思ったのでしょうか?

こちらも一旦は諦めてうさちゃんがおやつのキューブを齧っている間に、ササッと片付けました。

知らない人が来たので番犬ならぬ番兎になったうさちゃんでした。

面白いなぁーって思って怒っているうさちゃんを眺めていました。

うさぎさんは優しいイメージですが気を許してくれない子もいます。

猫ちゃんやワンちゃんと同じで色々な性質の子がいるので面白いですね。

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