第16話 マミちゃんのこと
マミちゃんのこと
マミちゃんは小さいワンちゃん。
人懐こくてお散歩大好き!
甘えてゴロンしてお腹を撫で撫でさせてくれます。
でもハーネスを付ける時になると豹変します。
ハーネスを持って来てつけようとするとう〜う〜と唸り噛みつきます。
最初のお世話ではどうしてもつける事が出来ず
1時間奮闘しても無理で遂に断念!お家の中で遊ぶだけにしました。
その次から飼い主さんの提案で高いテーブルの上に乗せれば大人しくなるからとの事で抱っこしてテーブルに乗せると憑き物が落ちたように静かになってしまい大人しくつけさせてくれるようになりました。
これで以後安心!と思ったら、何度かテーブルの上に乗せるうちに、
抱っこされたらハーネスを付けられちゃうんだ!と学んだようで抱っこしようと試みると唸って噛みつこうとするようになってしまいました。
さあ、それからが大変!
おやつ大好きマミちゃんにおやつをちらつかせたり床に置いたりして食べている間に後ろからサッと抱っこします。
それも何度かするとまたまた学んでしまいました。
おやつは食べたいけど抱っこはされないようにと用心してお尻をこちらに見せないようにくるっと向きを変えてしまいます。
何度も試みては失敗してついに抱っこしようとした私の手をガブリと噛んで血がポタポタ...
痛いのなんのって!
お散歩するたびにハーネスを付けなくてはならないので緊張と恐怖で手が震えました。
でも不思議な事に一旦ハーネスを付けてしまえばもうニコニコで抱っこしても平気です!
玄関まで抱っこして行って土間に下ろしドアを開けると元気いっぱいでお散歩に出かけます。
とっても楽しそうに歩きます。
お散歩から帰って来くると玄関で抱っこしてお家に入り洗面所に直行しておやつを食べながら抱っこしたままで足を洗います。
この時も、う〜ってちょっと唸るけれどおやつを食べさせれば洗わせてくれます。
何年もの間マミちゃんのお世話を頼まれましましたがハーネスを付ける時はすごく怖かったです。
お散歩大好きなのに何故ハーネスをつけるのをあんなに拒否するのか?
ハーネスをつけてしまえば何事もなかったようにいい子になるは何故か?
そしてハーネスを外すときはなんの抵抗もなくさせてくれるのです。
私の頭の中は??でいっぱいでした。
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