第2話 ももも『もも』も!
『ごぶさたしています。
ももちゃんに『みかん』と命名してもらいました』
「あら? あなたは!? お久しぶり。
あなたが居るということは、ここは地球?」
わたしは、みかんと命名された何時ぞやのおおかみに
ここが『地球』なのかを尋ねます。
『そうです。知ってて来られたのではないのですか?』
「いえ実は……かくかくしかじかで」
『あ、なるほどなるほど』
「みかんーらいかんさんー ふたりだけ、めっ! あたしつまんない」
「あら、ももちゃんごめんなさいね」
「マッハしてくれたらゆるしてあげるのです」
「はて? マッハ?」
『らいかんさんに乗って走って欲しいと言っているようです』
ああ、マッハでわたしが走ると聞いてそれで『マッハ』ですか。
ということは、わたしに乗りたいのですね?
いいですけど、わたし早いですよ?
わたしライカンスロープなので(キリッ)
✿
わたしはよつんばになります。
「かもん! ももガール よんだぶるでぃー(4WD)より早いですよ?
というか、ある意味よんだぶるでぃー(4WD)」
「おーおー よんだぶるでぃー(4WD)」
ももちゃんの目がキラーンと光ります。
それを見てわたしの目もキラーンと光ります。
その光に誘われて?
後ろで、何やら桃色の光がキラーンと光ります。
✿
『うー? えばぁ? どこ?』
現れたのは、桃色の妖精ちゃん。
あら? エルフの村に居た子ですかね?
ゆりぞーんの子とは少し違いますね。
「ももちゃんちょっとまって下さいね 妖精がいます」
「おーおー! 妖精ー」
「こんにちわ。妖精ちゃん」
『あーう?』
「あなたは、エルフの村の世界樹の子?」
「んー? ちがうー せかいじゅ のこ?」
あら? ということは、エトルリーニアフィデニア王国の世界樹ですかね。
「あなた、導きの
『うん!』
あら、違う粉物の世界から巻き込んでしまったようですね。
悪いことをしましたね……。
◇
「お名前は? あなたの
『なまえ? えーと 『ももー』!!』
(´・ω・`)……ん?
「お嬢さんのお名前は?」
「あたし、ももぉ!」
(´・ω・`)……うーん。
同じ名前ですね?
コラボのスタートは同じ名前だからですものね( *´艸`)
どうする? どうまとめる?
がんばれ作者! サウスハンド粉物!(にやにや
この作者! たまには困ればいいのです!
✿ ✿ ✿
「マッハ! ももも『もも』も」
うん。今のお言葉、後半「も」しか言ってませんね。
粉物困ってる♪ 困ってる♪ いいことです( *´艸`)
それにしても、
お子様にとっては名前なんてものは、些細なものでしょう。
秒で仲良くなっていますよ?
「あ、はいはい。取り合えず妖精の『もも』ちゃんも、乗ってくかい?
よんだぶるでぃー(4WD)より早いですよ」
『よんだぶるでぃー?』
「すっごくはやいのです!」
『わぁ のるー』
わたしは改めて、
RIDE~ON! ももガール達!
よっしゃ乗ったね? DE れっつらごー!
水中眼鏡で風を切るライカンスロープに乗った少女が
「あばばばば」
水中眼鏡で風を切るライカンスロープに乗った少女の肩に止まった妖精が
『あばばば』
水中眼鏡で風を切るライカンスロープに乗った少女の肩に止まった妖精を見ながらライカンスロープの尻尾に摑まっているおおかみのみかんが
『あばばば』
ふっ。これが『マッハ』というものだよ? 君たち。
あら、ももガール達楽しそうですね。
尻尾のおおかみは、くっそ泣いていますけど(大爆笑)
◇
「ねぇ、今はみかん? だったかしら。」
『あばばば;;』
「ここって、地球の日本ですよね?」
『あばばば;;』
「日本の何処なのです?」
『あばばば;;』
「秩父ですかー。なら、南勇司がいるところじゃないですか?」
『あばばば;;』
「え? 知り合い。ならそこに案内しなさい」
『あばばば;;』
「あ、意外と近いですね。スピード上げますよ!」
「『『あばばばばばばばばば』』」
✿ ✿ ✿
はい、到着。
牧場ですか。あいつ、和に隠居生活をしてますね。
ある意味、わたしと逆。
魔物ながら、人間の世界で冒険者の
冒険者からから、牧場主になった
積もる話もあるかもしれませんね。
お久しぶりの再会です。
✿ ❀ コラボ企画作品のご紹介 ❀ ✿
☘ ひらりんさん執筆
『♡ももとすみちゃんの絵日記♡』←✿加須千花さんコラボ
https://kakuyomu.jp/works/16817330659432969521
『♡ももがんばる☆』←✿本作品コラボ
(コラボ内容:第9話(予告)→第12話 桃色の妖精 ももちゃん~連載中)
https://kakuyomu.jp/works/16817330658574171945
☘ 加須千花さん執筆
『【コラボ企画】丹迩面(たにも)の娘』
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