第20話

 「は――――っ、ははははははははははははははははは!!!!!!!!」


 その笑い声は地の底から響いてくるようだった。

 いつの間に目覚めたのか、身を起こした彼は振り向くアルを無視し、はっきりと蔑みの目でゼルヴィアを捉えていた。


「やっぱりお前は技術屋だよ。試す手があるなら試さずには居られない。結果起きることが見えていながら、技術には罪がないと言い張って好奇心を満たしていくんだろうな」


「……ジーン、それでも僕は」


「最初からこうなると分かっていてお前は誘い込んだ。状況が都合良く転がったのも事実だろうがな、追い詰められた先で与えられた選択肢なんぞ、袋小路と同じだ。罪悪感に苦しむなんて娯楽は止せよ。騎士の誓いも所詮はお遊びだったか。まあ、最初から位に執着なんぞしていないお前だからな、勝手に重さを想像した俺も馬鹿だった」


 アルの頭に乗る手を払い除け、ジーンは武器を抜かんばかりにゼルヴィアを睨み付けていた。

 あのグラーグを退けた彼だ、望めば武器すら必要ないことはアルも見ている。


「ちょっと!!」


 だが、ここで話が変わって困るのはアルだった。

 ジーンが何をそこまで怒っているのかは分からなかったが、どうなろうとアルの勝手で、懸かっているのはアルの故郷だ。


「お前はそうやってすぐ邪魔する!! 文句あるなら一人で砦助けてみせてよ!! 出来ないなら邪魔!!」


 あまりの言い分だが事実でもある。


 ジーンが自分を守ろうと戦ってくれたことや、グラーグを止めてくれたことには感謝してもし足りない。

 今、もしグラーグが砦の攻略に投じられていたかと思えば、彼への恩は計り知れない。


 だとしてもだ。


 だとしても今ここで邪魔をされては堪らない。


 彼が消耗しているだろうことは明らかで、だからアルもこれ以上無理をして貰おうとは考えていなかった。

 ジーンは十分過ぎるほどの務めを果たした。

 なら、使えない脚も含めて五体満足なアルこそが無理をして、皆を救うべきではないか。


 具体的になにをするのかも知らない身の上では覚悟も不足と言われるだろうが、では他にどうすればいい。

 空っぽの覚悟一つも決められず、見えない丘の向こうへ登っていけるものか。


「クソガキが」


 唐突に、アルの視界を塞ぐように大きな手が伸びてきた。

 装具の力で不安定に立っているだけだった彼女は避け切れず、顔面に受けてしまう。


「っわぷ」

「はぁ……」


 大きな手。

 けれど、そっと触れる様だったゼルヴィアのものと比べても、無遠慮に過ぎる乱雑さ。

 なのに怖いとは感じなかった。


「特別にお前が辿るだろう道を教えてやる」


 覆われた視界の向こうで、姿の見えないジーンが吐き捨てる。

 後ろでゼルヴィアが物言わずそれを見守っているのが分かった。


「一つはっきりしているのはな、これからお前を巡って、こんなちっぽけな戦場とは比べ物にならないほどの人が死ぬということだ」


 語る口調には、何故か身を切るような痛みが伴っていた。


    ※   ※   ※


 ジーンは過去を思う。

 かつてザンの手で命を救われた。


 それについては感謝しているし、孤児であった少年期の彼にとって、ザンは父親のように振舞い、ジーンもまたそう感じて慕ってすらいた。


 けれど本質は実験動物。


 さる希少な素材を用いて行われる非人道的な人体改造と、実験の数々。

 それ自体は一定の効果を発揮し、成功したと言える。


「俺の心臓は古龍の心臓を再現して作られた、偽物だ。精霊に肉体を乗っ取られることで身体が変質するのは見ただろう? そして連中の言っていた妖怪とは、人の想念が凝り固まって生じるものだと言われている。つまりな、元々あんな化け物は地上に存在しなかったんだ」


 遥か神話の時代が本当であったかどうか、今となっては確認のしようがない。

 ただ、土地それぞれに様々な呼び方をされる力の集合体は、本質的に人の影響を受けやすい。

 南部の発展した学問には、精霊や悪魔や妖怪が、なぜその土地に生じるのかを研究したものがあった。

 古くから、それこそジーンらの王国では未だに土地に根差すと考えられているが、巡礼軍の略奪したその書物には、土地ではなく民族によって生じるものが変わると論じられていた。


「皆で強く願っていれば、望みの化け物を生み出すことが出来る、なんて考えた馬鹿が居たんだろうな。それこそ、数万数十万の命を指先一つで操れるような権力者が、神代の龍を蘇らせ……いや、生み出す為に、龍への恐怖を植え付けて回った」


 方法は様々だが、より具体的な脅威であった方が人の心に刻まれる。

 龍が現れた。

 そう言いふらして都市を三つ四つ焼いてやれば、勝手に恐怖は広まってくれるだろう。


 言葉ほど簡単なことでもないが、何十年と掛けてその王は龍を出現させた。


 人の恐怖によって生まれた龍は、存在理由にしたがって人を殺して回ったと言われている。結果、生み出した王国を滅ぼした、とも。


「面白いのはここからだ。出現した龍は、本来この世に存在しない。だからこの世に存在しない物質で出来ていた。お前のその脚に使われているのも、ある化け物を転化させて採集したものらしいぞ」


 つまり人が新たな技術を望む時、空想上の生物を再現することで得られる素材を研究するのが最も爆発力を持つ。

 魔力依存で生まれたものである為、その操作を受け付け易いというのも利点だった。


「まあ、コレほどのものはそう手に入らない。何より、宿主の転化はほぼ全ての土地で忌避され、禁止されていることが殆どだ。なにせ人の恐怖が化け物を作り上げるなら、転化を日常的に利用するような民族には、それを引き起こす化け物が生じる。どんな権力者も火山の噴火や地震には巻き込まれるからな、余程の馬鹿でなければ禁止させる」


 十五になるまで精霊を宿さない、という法律もここに絡む。

 幼い人間というのは自分とそれ以外の境界が曖昧だ。

 つまり、転化し易い。

 余程強力なモノを取り込まなければそう起きるものでもないが、意図的に転化させようという研究自体はどの時代にもあったとされている。


「十二年ほど前になるか。お前の大好きなザン爺ちゃんが、内地よりあるものを持ち出して姿を消した」


 不意に変わった話題の意味するところは単純だ。


「それはこの心臓を作るのにも利用された、古龍の肉体の一部だ。国一つを滅ぼすような犠牲を払って生み出された素材となれば、そう簡単には手に入らないことは分かるな?」


 グラーグが戦闘の最中、何度もジーンの心臓に言及していたことは覚えている筈だ。

 太古の馬鹿が創造した、人に恐怖を与える化け物の肉体から作られた偽物の心臓。

 ほんの一部とはいえ、ともすれば国一つを滅ぼせるだけの力の片鱗をジーンは宿している。


「暴力が全てを押し流す。今連中が麓で好き勝手やっているのも、お前がそこで立っているしか出来ないのも、全て力の有無が関係している。そいつを手に入れる為ならどれだけ犠牲にしても構わないって奴はこの世には多くてな。だから、今からお前に埋め込まれる化け物を巡って、あの砦で震えている人間の数百倍数千倍の人間が同じように苦しんで、死ぬことになるだろう」


 そうやって積み上がった犠牲の上で、小娘一人が泣き崩れている様など想像するに容易い。


 だから。


「今なら引き返せる。分相応に、椅子にでも座っていろ」


 だから、今は泣いていろと、力の無い少女へ向けて、力を与えられてしまった男は言うのだ。


    ※   ※   ※


 想像はした。

 したけれど、きっと全く足りていないのだとも思った。

 その上で、今ここに立っているしかない少女は、当たり前の事実を言う。


「嫌だよ。だって、兄さんも母さんも、レイナやラウロとか、皆まだあそこに居るんだから。そんな、起きるかもしれない犠牲から逃げる為に諦めるなんて嫌だ」


 いつもの調子で、自分勝手さを振り翳して言い放ったのであれば、ジーンも頬の一つは張っただろう。

 否応なく押し付けられた彼とは違い、自ら選び取ったアルは、より深く後悔するだろうと。そんな想像も出来ない子どもに決めさせるなど、大人が取るべき行動ではない。


「……お前がそういう、自分のせいで一杯死んだっていう罪悪感に苦しんできたってのは分かったけどさ。なら、そうなることが分かってるなら、そうならないように頑張る方法を考えてよ」


 ある意味で子どもらしい他力本願さで、けれど今までの様な強い口調では無く。


「上手くいかなかったことを悔やみ続けるより、次に上手くいかせる方法を考えようよ。それで本当に上手く行ったら、お前だってちょっと胸がすくでしょ」


 まるで、年下の子でも叱る様に。

 ませた少女らしい、大人ぶった態度で。

 

「……お前は何もわかっていない」


 重ねられたジーンの言葉にアルもまた顔を俯かせる。

 覆い被せられた手はとても大きくて、ゼルヴィアのような繊細さは感じられない、固くて力強いものだった。

 なのに躊躇いがちに触れる様は、何故か優しさを感じさせる。


 だとしても。


「……お前だって何も分かってないでしょ」


 またどこかで悲鳴があがった。

 聞こえる筈の無い声を聞く。

 壊れていく故郷を前に、騎士を目指した少女は、不意にとても小さく、か細く、震える声を絞り出した。


「足元に何か落とした時、拾い上げるのが怖いって思ったことはある? 忙しそうにしてる人達へ声を張って、代わりに拾ってよって頼んだ時の、面倒そうな顔を見たことはある? たまにさ、どこまでも落っこちていく夢を見るよ。立って支えるって感覚が無いからだと思う。私の中にあるのは、落ちて、転がって、這いずるってだけ。ずっと歩くなんて出来ないって思ってた。でも、今だって私の脚が動いてる訳じゃないから、いつこの道具が言うことを聞いてくれなくなって、昔みたいに座っているしか出来なくなるんじゃないかって不安だよ」


 それは、ゼルヴィアも含めて、内地から来た二人が初めて聞くアルの弱音だった。


 いつでも明るく前ばかり見ていて、今が楽しくて仕方ない、そんな印象を周囲に与える少女だった。


 無理だ止めろと言う周りには徹底して反抗し、子どもらしい我儘さを叩きつけたかと思えば、存外によく考えた答えを返す場合もある。


 転んでも、身体をぶつけて痛みを覚えても、立って歩くことが楽しいと心の底から笑っていた。


 けれど彼女の心は、いつかジーンが指摘した通り、未だ椅子の上にある。


 不具を、人より遥かに過酷な障害を抱えて生まれてきた者が、そうでない者と全く同じ精神性を築くことは不可能だ。

 常に心は障害に引き摺られ、些細なこと、そう、健常者であれば気にも留めない様な些細なことも満足に出来ない者は、予想も出来ない程に小さな事で深く傷付いてしまうこともある。

 理解を求めたいのでもないのに、理解されなければあまりにも生き辛くて、座り込んでいるしかない自分を見せまいと意地を張る。


 そんな意地に対し、優しさで返すことは決して間違いとは言い切れないが。

 それでもアルという少女は誰よりも大きな夢を語り続けてきた。


「未来なんて分からない。お前の言う通り、どっかで本当に落ち込んで、苦しくてどうにもならなくて泣いちゃうことだってあるのかもしれない。だけどさっ、だけど、私だってこの土地で生きてきたんだ。皆のことが大切だよ。母さんとか、兄さんとかだけじゃない。私だって戦いたい。私達のものを一方的に奪っていく奴らなんかに負けたくない。私はまだ生きてるんだっ。私はちゃんとここに居るんだ。だったら、自分に出来ることは何だってやってやる……っ」


「その最初に、お前の両脚を切り落とせと言ってもか」


!! いつだって邪魔だったんだっ! 動いてさえくれれば、今すぐにだって走っていけるのにっ、いっつもいっつも言うこと聞いてくれなくて、それを切り落として走れるようになるっていうのならっ、こんな脚は要らない……!!」


 血の混ざった風が少女の髪を靡かせる。

 真っ赤な髪だ。


 遠く戦場の音を聞いた。


 見慣れた景色の壊れていく様は、大地の悲鳴すら思い起こさせて、戦いに慣れ切った筈の二人ですら小さく眉を潜めていた。

 ある意味で望み通りとなったゼルヴィアと、そうはならなかったジーン。

 共に浮かべる表情は不思議と同じだった。


「……そうか。なら存分に後悔しろ」

「っ、うん! うん!!」


 恨み言を残して去ろうとしたジーンに、アルは何故か嬉しそうな顔で返す。


 認められたと、思ったのかもしれない。

 理解の難しい男ではあったが、素直に話せない困った男の子には多少の慣れがある。

「もしかしてさ」

 だからか、背を向けようとするジーンへ声を掛けた。

「今までの色々って、私の事心配してたから?」


「……もしそう聞こえたのなら安心だ。これから先、その調子で間抜け面を晒して生きていけば、積み上げた死体の山にも花が咲くだろうよ」


 皮肉のような、激励のような、ただただ素直ではない言葉を残して、ジーンはもう何も言わずに板切れの上で気絶するグラーグを引き摺って川の方へと歩いて行った。


 そうして彼の後ろ姿を見送って、改めてゼルヴィアと向き合った時、その後ろに立つ男へ初めてアルは気が付いた。


「……爺ちゃん」

「アル」


 二人に対して啖呵を切ったアルも、ザンの前では委縮した。

 けれど先の会話を聞いていた彼もまた、同じような会話を繰り返すことが出来ず、悲しそうな顔だけを浮かべている。


 そしてまた、ゼルヴィアも覚悟を決めた。


「先生、いえ、ザン=デュック=スミス。シャルペーニュ公に仕える騎士として、不当に持ち出された古龍の一部を回収させて頂きます。また、異民族の襲来に際して現地の騎士には特別な裁量が認められています。私は、その権限を以って古龍の素材を用い、現地民のアルに協力を要請し、彼女の両脚を部分転化させることを決定しました。つきましては貴方の工房を借用させて頂きたい」


 慈悲は請わなかった。

 罪も批難も、真っ向から受けると。


 甘ちゃんが、と、川へ向かったジーンならば言うだろう。


 そうして肩を落とした老人の横を、二人の若者が通り抜けていった。


    ※   ※   ※


 締め切られた倉の中にそれはあった。

 仄かに青を帯びた石の施術台。埃を被って尚も艶やかさを損なわず、水底のような静けさを纏っている。

 かつてザン=デュック=スミスが魔導技師としてこの地に技術を齎そうとし、不要だったと蓋をした時代の名残りだ。

 使いもしない素材や木箱を積み上げて隠されていた場所で、長年この小屋へ通っていたアルもそんなものがあるとは知らなかった。


 ゼルヴィアが周囲を片付ける傍らで、アルは指示された通りに装具を取り外し、元の歩けない少女となって地面に転がった。


 車椅子は壊れてしまった。

 修理可能なものであるのかは分からない。

 これから先、必要となるのかどうかも。


 頭の中でジーンから言われたことを思い返すも、やはり、と同じ結論へ辿り着く。

 今この一瞬でも、家族や友人が危機に晒されているのかも知れない。

 生まれながらに役立たずであった少女は、それでも何かを得ようとずっと足掻いてきた。

 役に立ちたい。

 出来ると言われたい。

 お前のおかげと頭を撫でられたら、誇らしくって空も飛べるだろう。

 きっと、とても些細な成功で良かった。

 なのに積み上がった失敗は大きな成功を求める様になり。


 騎士になる。


 それは嘘では無かったけれど、低く暗い場所から見上げた時の憧れは誰よりも大きかったけれど、彼女くらいの子どもならば誰もが持つ、褒められたいという感情から来ているのは確かで。


「よし。使い込まれてはいないけど、むしろ影響が少なくて良いだろう。環境としても、この土地で望める最高峰のものだ。アル――――ここからの施術はかなりの痛みを伴う。だからまず、痛みを麻痺させる薬を飲んで、君には眠って貰う」


 準備を終えたらしいゼルヴィアが、周囲を確認しながらやってくる。

 が、アルは首を傾げた。


「えっと……それって必要ですか?」


「回復には多少の時間が掛かるものだけど、君の負担を考えれば」


「いえ、だって私の脚、感覚が無いんですよ」


 もしかすると、この騎士の青年は不意の事に弱いのかもしれない。

 完全に忘れていたらしい彼の、気遣いやら気まずそうやらの混ぜこぜになった表情を眺めながらアルは笑みを濃くした。


「終わったらすぐ出発したいので、お薬は無しでお願いします」

「部分転化させる場合、機能が回復し、痛みを覚えるかもしれない」

「それってどのくらいの確率なんですか?」

「……かなり低いとは思うけど」

「だったら平気です」


 最初に気が回らなかった引け目があるのだろう、押されるゼルヴィアとの問答に、足音が挟み込まれた。

 表で置き去りにしてきたザンだ。


「施術をするなら万一を考えて、アルは眠っていなさい。対象の悲鳴で平常心が保てなくなる者や、身動きで施術が邪魔されることもある。教えただろう」


 アルの傍らに膝をついた老爺は、落ちた眉をそのままに、いつも通りの優しい視線を彼女へ投げかけた。


「不安だろうが、儂とこいつを信じてやってくれ。お前の大事な脚だ。失敗などは絶対にさせん」


「先生」


「儂がやる。腕は錆び付いておらんし、この素材を扱ったことがあるのは儂だけだ。お前には助手として存分に働いてもらうぞ」

「っ、はい!!」


 最後に彼は身を起こしたアルを抱き締めて、頭を撫でた。

 大好きなお爺ちゃんの匂いを胸一杯に吸い込んで、アルもまた腕を回す。


 呟きは、懺悔するようで。


「ずっとな。ずっと、悩んできた。お前を立たせる方法を知りながら黙っていた。彼奴の残した大切な娘だ。儂にとっても孫娘同然で、そんなお前の身体を切り落とすなど、抱えた不具の一部であろうと出来るものかと……アル、お前の覚悟から目を背けていた」


 望んでいた手の平がそこにある。

 不具の少女は小さな幸せを感じながらも、かつてジーン=ガルドから彼を庇ったように、より大きな誇らしさを胸に受け止める。


 心構えはいつだって騎士だ。


 人を守り、範を示し、敵を討つ。


 始まりは些細なものであっても、育った憧れに嘘はない。


 だから言うのだ。

 子どもは。


「私はきっと、夢を叶えるよ」


 まだ世界の広さも、越えていく壁の高さも知らない。

 転ぶことを覚え始めたばかりの身で、大きな未来を望んで立つ。


 その脚を、アルという名の少女はようやく手に入れるのだ。


「だから見てて、爺ちゃん」


 戦場は未だ、悲鳴を踏み潰し、続いている。





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