『第4話』彼らと彼女の未来・・・
私は、なみか。これから、わたしたちの付き合った未来を紹介するね。
まずは、坂下とまどかのペア。20歳になった時の話だよ。
「おーい。まどか。」
「なぁに?」
「俺らも、やっと20歳になれたな。」
「うん。嬉しいね。」
「あぁ。それで提案なんだが良いか。」
「なぁに?」
「僕と結婚してください。」
「えっ。」
「20歳になった今、親も結婚を自由にしていいと言ってくれました。だから、結婚してください。僕があなたを守ります。あなたのために稼ぎます。」
「ぷっ。その熱血タイプ。変わんないよね。いいよ。私もそうだったら良いなって考えてた頃だし。良いよ。それがいいよ。私んちの親も結婚を自由にしていいと言ってくれたし。」
「じゃあ、早速、結婚式の準備をしなきゃ。」
「それより先にお互いの、家を訪問するのが先じゃないの?」
「あっ。そっか。じゃあその次は、戸籍届け?結婚式って何万かかるの?どこでやる?」
「もう。慌てすぎ。ゆっくりでいいよ。そんな慌てると、なんか間違えちゃうよ。」
「そうだね。ゆっくり進めよう。」
ふふ。坂下とまどか。お幸せに。さて次は、中川とカスミだね。二人はとびきり仲がよく続いていたけど・・・?20歳になってどうなったんだろう。
「おい。カスミ。今日は、20歳だぞ。」
「そうだね・・・。で、どうしたの・・・?」
「覚えてるか・・・。俺たちが付き合い始めて、5ヶ月後のこと。俺とカスミが20歳になったら、絶対に結婚するって。」
「うん。私の親は、お好きにどうぞ主義だから、その話ししたらOKしてくれたよ。」
「俺もそうだよ。だから、結婚しよう。これ、結婚届。書いてみた。」
「もうそんなに進めたの!さっすがー!」
「それほどでもないよ。だって、結構ミスったし。ほら修正ペンが重なりまくってる。」
「ほんとだ。緊張してたんだね。」
「結婚。良いよね。」
「だめと言うと思った?そんなわけないじゃん。結婚しよう。」
「じゃあ。」
「今からそれ市役所に出してこないとね。」
「あと、結婚式の打ち合わせ。」
「費用は、二人で出し合うよ。」
「あっ。ちょっとだけ親にもらえるかもしれん。親は結婚式のお金はいくらでも出すって言ってくれてたし。」
「うちの親もだよ。確か、100万までは出すって言ってたけど。」
「うちの親やばいよ。1000万まで出すって。」
「それは出してもらいすぎだから、500万以上は負担しよう。」
「割でね。」
「なにそれカスミ〜。それじゃあ飲食店みたいじゃん。」
「だって割じゃん。」
「そもそも割ってなんだよ。」
「この調子じゃずっと続きそうだね。」
「そうだね。」
わーーーーー!いいな。すごいぐらいに仲良しだ!さて次は私達って言いたいんだけど、私達って結婚したと思う・・・?それはこれを見て!
「ねぇ。私達結婚しなくて良い?」
「えっ。なんで?」
「親しくしすぎたくないの。この距離感で続けたいの」
「そっか」
はい。これで言葉は終わり。少ないでしょう。でも、この彼氏彼女の関係を崩すと、結構大変になりそうだなって思ってるから、このままにしようかなって思うんだ。でもうちの親さ、結婚しろ!ってうっさいんだよね。ついでに、もう私は、付き合ってから、ヤンキーじゃなくなったよ。私の報告はこれで終わり。皆がもし彼氏ができたら、続きますように。彼女ができても、続きますように。それをただただ私は願っているね。
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