You love？My love?Ｉ love you!

『第2話』男子たちは誰が好き？

ふー。俺は、最近好きな人ができた。中川だ。でも、あの子が俺を好きなわけないよなぁ・・・・。

「よぉーすっ！」

うっわー。びっくりしたぁ。あっ。面倒くさいやつ来た。

「何だよ。福士！うっせいなぁ。」

「オメェ朝からぼーっとしてんな！今日も部活の朝練サボっただろ。」

「はいはい。行っても行かなくても、練習できないのでかわりません」

「あ〜ぁ？こいつ〜。生意気なぁ。」

「はいはい。ごめんなさい。ごめんなさい。」

うっわぁー。結局こうなるパターンかよ。いっつもいっつもめんどくせー。こいついい加減、どっか行かないかなぁ。あっ。あっちからも面倒くさい坂下が・・・！

「ほら。福士。恋した顔をした、中川にタックルすんなよー」

「はぁ。中川が恋〜！！」

「福士うっせー。確信してないことを大声でバラすな。」

「おまえ、ほんとに好きな人いるのか！？」

「教える筋合いはない」

「言わないのかぁ！じゃあタックルしてやろうか！」

「さかした〜。オマエが変なこと言うからこうなったじゃん。どうしてくれんだよ。」

「自分でどうにかすれば？」

「てめぇ。後で一発やってやる。」

「で、誰なんだ。好きな人。」

おいおい。福士まだ、諦めないんかよ。めんどっ。

「はいはい。Aクラスに居る、カスミだよ。」

「カスミかぁ。以外だな。」

「以外じゃねぇ。坂下。お前のせいでこうなったんだから、オマエの好きな人言え」

「俺は・・・。俺は・・・。」

「俺は？なんだよ。早く言えよ。」

「可愛い天使。Aクラスの、まどか。」

ぷっ。坂下が、可愛い天使って言ってる・・・ぷぷぷ

「わっ。わらうな。まどかは、ホントに天使だからな」

ぷぷぷぷ〜。おもろいわぁ。皆から、笑顔の真面目イケメン第２号って言われてる坂下が、天使だって・・・ぷぷぷ。あっ。俺は第１号って言われてるんだった。

「だって、まどかって、笑顔が可愛いだろう。」

まぁなぁ。そうだけどなぁ。っぷぷぷ。笑いが止まらない・・・

「よーっす！」

やばっ。恋愛情報ばっかり集める。Dクラスの大松が来やがった。イケメン投票１位だったくせに、情報ばっか集めて広めるやつが来た・・・。今日は、全く何なんだよ。

「お前らの好きな人が、誰のこと好きなのか調べてきたぞ。」

「オマエ。ヌスミギキしたのかヨ。キモい」

「おい。そんな声でゆうな！！」

「でっ。俺と中川の好きな人は？誰が好きなの？」

「クックッ。クー。それはなぁ。中川の好きなカスミは、Sクラスの中川が好きらしいぞ」

「あっ。そっ。」

信じたくないけど。やっぱ、カスミが、俺みたいなやつのこと、好きなわけないかぁ。

「坂下はなぁ。まどかが好きなんだろ。まどかは、Eクラスの、坂下くんが好きならしいぞ！」

「やっぱ。だめかぁ」

「そういえば、オメェは、誰が好きなんだよ！」

「福士聞くな！っち。Aクラスの、なみか。」

なみか・・・。可愛いけど、この学校の、ヤンキー総会。総長の、なみかだぞ。怒らせると、男子は容赦なく、ケリを入れる。

「オマエさぁ。なみかがどんなやつかわかってんの？」

「そうそう。なみかはななぁ、可愛いけど、学校ヤンキー総会。総長。成績が良いから、退学処分は免れてて、怒らせると、男子のあそこを容赦なく蹴り入れる。女子は、手加減するけど、お腹に強烈なパンチを入れるなみかだぞ。あれを入れられたら、絶対吐く。ほら、今は転校したアイツラとかさぁ、なみかに蹴り入れられて、血を吐いて骨折して、転校したんだからな。」

「そうだけどさぁ。あの、可愛いなみかちゃんを・・・長々と・・・悪くゆうなぁ！！」

こぇ〜

「でっ。なみかはどうなの？オマエのこと好きなの？」

「それは・・・。なみかは、Eクラスの大松が好きならしいぞ。」

「俺たち全員失恋したなぁ。」

「あぁ。」

「まぁ、アイツラが俺らを、好きな方が奇跡なんだけどなぁ。」

はぁ。あっ。福士に聞くの忘れてた。福士って誰が好きなんだろう・・・。まいっか。もう恋愛話は懲り懲りだ。