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あとがき



2022.7.25~7.29


カットページは現在アルファポリスさんのみで掲載しております。



『幼馴染みの小太郎君が今日も私の眼鏡を外す』

『タバコの煙を吸い込んで』

⇒葛西家の長男凛太郎の物語で、小太郎の方に出てきた悠の物語でした。



今回は、久しぶりにかなりラブシーンがあったのでカットしております。

物語には関係のないラブシーンなうえに、凛太郎がかなりドSの変態だっため・・・。



元々、ラブシーン濃いめの物語になることばかりだったのですが、最近はカットしなくても大丈夫なくらいで。

ベリーズカフェさん向けになったなと思っていましたが、急に過激なのが復活してしまって。



元サイトとページ数を合わせるためにカットページも分かるように掲載しており申し訳ありません。




本編の内容についてのあとがきですが・・・




母は2日間ではなく5日間も見付かりませんでした。もっと複雑で・・・。




この物語よりも100倍くらい大変でした。

私はうつ病にはなりませんでしたが、うつ状態ではあり睡眠薬と頓服薬は処方してもらっていました。




設定は少し変えてあります。

詳細は書けませんが兄弟構成は少し変えたりしています。

他にも少しずつ変えています。




そんな私の昔の状況がモデルになった物語でしたね。

あらすじも登場人物の設定も毎回何も出来ませんが、無理矢理設定だけは少し変えました。




悠の過去の話を追っていた時はほぼ私の話でもあるので、心がザワザワして苦しくなるくらいでした。

実際は大学時代も大変すぎて半年間通学をせずに、前期は0単位で後期だけで単位を一気に取得したりなど。




凛太郎のお母さんの家族の方も実話なので、今回は追っていて心が辛すぎました。




ただ、私も悠同様に色々な人達からかなり助けてもらえて。

大塚先生ポジションの先生からは高校1年生の頃から“天性の人たらし”と言われ可愛がられ、2年生になってから大変になった時にお世話になりました。

大学に行った後も社会人になった後も定期的にお会いするくらいで。




友達にも先輩にも後輩にも、病院の先生達からも行政の方達、ヘルパーさん、父の職場の責任者の女性、めちゃくちゃ助けてくれました。




きょうだいから言われた、

「お前だけ楽観的に生きてるんじゃねーよ」

これも実話で。




その場では我慢しましたが、5年くらい引きずりしまた。

ギリギリだった糸が切れて長年1人で乗りきっていたのに無理になり、病院ですぐに薬を処方してもらいうつ病にまではならず、うつ状態で何年も乗り切りました。




母も父も兄も担当している先生だったので、何で私が大丈夫なのか興味を持たれたくらいでした。




実際は大学3年生の時に出来た彼氏に精神的にとても支えてもらったので、彼氏のお陰でもあります。

たまたま別の場所で出会ったお医者さん一家の長男の彼氏で、先生でした。

私は家族のことを言っていましたが、最初の頃は相手は先生であることは教えてくれなくて。




私が大学を卒業する時にプロポーズをしてくれましたが、お相手の家族からうちの家族がよく思われていないことは知っていたのでお断りしました。




結果、今の旦那と結婚して幸せです。

凛太郎の反応は旦那の反応とソックリでした。

かなり重い家庭事情だと思っていましたが、「何が?」みたいな感じで。




凛太郎みたいなタイプではなく、旦那の方がもっと重くて大変な家庭環境だったからその反応でしたが。




かる~くうちの家族と普通に接してくれ、旦那が我が家に結婚の挨拶に来てから信じられないくらい母がしっかりしてきて。




一瞬で妊娠してからはもっとしっかりして、安定期中に挙げた結婚式でもかなり普通に見えるくらいで、出産してからは赤ちゃん抱っこして家の中を歩けるくらいになって。




それまでは1人で歩くのもやっとだったのに。

孫の力、すご~!でした。




あと、母が私の食べたい物を数日前に当てたのでそれが出てきましたね。

りんご飴は私の好きな屋台の物。




あと、ネコ。

ペットの力も偉大でした。

現在2匹目のネコが実家にいて、何故か旦那に懐きまくっています。





ちなみち、シリーズの物語でも出てきますが、凛太郎のお母さんは凛太郎がお腹の中にいる時から“凛さんみたいな子になるように”と願っていました。

そして、“凛”太郎と名付けました。

その願いによって、“死んでしまうのが怖い”という凛さんの強い気持ちも凛太郎に重なったのなったのだと思っています。

5歳の我が子を残して死んでしまうのは、いくら強い凛さんでも怖かったのだと思います。





最後に・・・





日本の福祉は本当に素晴らしいと思います。

母の障がいだけでなく、祖父母の介護の際もそう思いました。




ただ、物語の中でもありましたが、待っているだけでは支援を受けられません。

行政の窓口へ行かなければ教えてくれないようなことが沢山あります。




また、きょうだいはあの仕事の前に介護施設の仕事も経験しており、そのきょうだいが何度も言っていた言葉。




「家族のことだけど、家族だけで解決出来る問題ではない。

そのためにプロがいて、プロの力を頼るべき。

それは家族が楽になるだけではなくて、結果的にプロにお世話をしてもらえる利用者のためになる。」




あんな家の状況の中、母方の祖父が認知症になり、父が我が家で介護しようとしました。

私はいっぱいいっぱいだったのでどうしようと思っていたら、連日きょうだいが父に説得しにきてくれました。

その時に言っていた言葉です。




この物語を読んでいる読者様の中で大変な生活を送っている方がいらっしゃったり、今後そのようなことが起きた読者様に届いたらいいなと思います。




最後までありがとうございました。

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花火の音が終わるまで抱き締めて Bu-cha @Bu-cha

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