【ネタバレ注意】これまでの物語中の出来事のまとめ(0~1日目)

 表題からも分かるかと思うが、本部分から続くいくつかの部分は本編の一部ではなく、本編中の出来事を大雑把に纏めただけのものである。よって、この作品を純粋に楽しむだけであれば読む必要のあるものではないのだが、それでもこの様な物をわざわざ執筆した事には、以下の二通りの理由がある。


 まず第一に、本編の(起きた出来事に対する)あまりの長さ故に、最新話である第一章の最終話までを読んで下さった方であっても、その一部が忘却の彼方へと消えている可能性が高い(というより作者がそうであった)為である。則ち、これは第二章の開始までの間に、読者の方に第一章で起こった出来事を振り返って頂く為の物であるという事である。


 そして第二に、まあ概ね上記の理由と同じ様な事ではあるのだが、タイトルで興味を持って頂いたり、序盤を読んで面白そうだと思って頂いた方であっても、本編の長さ故に全てを読む気が起きないという可能性を考えての事である。則ち「これを読んでおけば、一応は第二章からの物語を楽しめます」という物を用意して置く事により、第二章からの新規の読者を獲得しようという狡い考えによる物だという事である。


 無論、本当は第一章の内容も余すことなく楽しんで頂きたいとは思っているのだが、それはこのまとめや第二章を読んでからでも遅くはない、筆者はと考えているという事である。言うまでもなく、このまとめの途中にまで目を通した時点で、ネタバレを喰らう前に本編を読みたいと思って貰えればそれに越した事は無いので、無理にこのまとめを最後まで読む必要は無い。


 別に上記の内容全てを熟読する必要は無いが、その性質上、本編のネタバレが多大に含まれてしまう事は避けられない為、もしそれを避けたい方はここで読むのを止めて頂きたい。念の為、この下に更に十数行程の空白を設けておく。



















 という訳で、ネタバレを気にする方は既に読まれてはいないという体で、以下に本編の第一章での主だった出来事を記していくが、その前に以下のいくつかの注意事項を確認して頂きたい。


 ・物語上重要でない出来事は省かれている。

 ・人物の外見の特徴等は省かれている。

 ・その出来事に於ける人物の心情は概ね省かれている。

 ・その時点で本編上で判明していない事実は省かれている。

 ・本編中にはっきりと描写されていない事は(行間を読めば自明であっても)省かれている。


 それでは、改めて本編中の出来事を列挙していくが、上記の注意事項を参考にして頂き、気になる部分があった場合には是非本編で補完して頂ければ幸いである。



 作中0日目


 ・難病で長らく入院中だった少女が、病室で人知れずその命を落とす


 作中1日目


 ・上述の少女が、その世界の名家「ハシュヴァルド家」の令嬢である「アイシス」の身体を得るという形で、異世界への転生を果たす


 ・「勇者ライト」により、その仲間である「エイミー」と「ユキ」の要求という形で、アイシスがそのパーティからの追放を宣告される


 ・その直後、アイシス(の身体を得た少女)は、ハシュヴァルド家に仕える従者である「タチバナ」と出会う


 ・いくつかのやり取りの後、アイシスとタチバナは行動を共にする事になる


 ・宿屋(少女が目覚めた場所)から外に出た後、自身にのみ聞こえる声に導かれたアイシスが、骨董屋でその声の主である「懐中時計」を発見して購入する


 ・骨董屋から出た後、またいくつかのやり取りを経て、アイシスは(結果として)その身体の元の持ち主の夢を受け継ぎ、冒険者として生きる事を決意する


 ・その準備として、アイシス達は様々な道具や装備を揃えていき、その途中でドワーフの鍛冶屋である「ノーラ」と出会う


 ・その道でも腕利きであるノーラに気に入られ、アイシス達は「友達価格」でその傑作であるそれぞれの武具を購入する


 ・その後、魔法を覚えたいというアイシスの言葉を聴いていたノーラが、その友人である「エルフの老婆」をその師にする事を勧めると、アイシス達はその居場所を最初の目的地に決める


 ・その流れで友人となったノーラと別れた後、アイシス達は昼食と残る物資の調達を済ませると、その日の内にその都市から旅立つ


 ・その道中で、一行は人類の領域へと迷い込んだ「巨蜂(ジャイアント・ビー)」という魔物と出会い、アイシスがその魔物と生涯初の戦闘を経験して一応は勝利を収める


 ・その後、タチバナによるアイシスへの戦闘に関するちょっとした講義が行われた後、そのまま一行は野外で夕食を取り夜を明かす

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