第2話

ん〜ここどこ?あ〜草木の良い匂い〜。森だ〜どっからどう見ても森だ〜。何してたんだっけ〜?あ、ゲームしてるんだ。ゲーム?この草木の匂いするしめちゃくちゃリアルな森の中に居るのにゲームの中?どういう事?

『マイクチェックマイクチェック聞こえてますか?』

「だれ?」

『VR機器の開発者の後継の後継の後継の後継の後継です。』

「えぇ…何回継いでるの…VR機器って言葉が出る前から作られてたの?」

『違います、貴方がVR機器を使い始めてから500年が経っているだけです。』

「500年?!」

『簡単に言いますと…貴女は仮想世界の生命体になりました。』

「ど…どういう事?!」

『貴女の現実世界の肉体は滅びております。』

「何で精神は生きてるの…?」

『アバターの設定等が上手い具合に組み合わさり…何故か消滅しなかったんですよ。』

「ほえ〜何も解んない。」

『まぁ、消滅しなくなったと思えば良いですよ。貴女のデータは、強度がとんでもないですし。』

「何も理解出来ないから聞くんだけど…今の俺の容姿ってどんな感じ?正直何か声甲高くなってるし聞くの怖いけど…」

『聞いちゃいますかぁ…』

「聞いちゃいます…」

『まず耳は狐耳で尻尾は狐の尻尾が一本で背丈はまぁ小学生ぐらいで性別は女性で羽は黒い天使の翼で金髪赤眼で…胸は嫉妬する位大きいですね。ちなみに容姿要因は全て種族ですね。』

「そっ…かぁ…」

『容姿は未来永劫変わらないので諦めてください。』

「未来永劫?!」

『えぇ、人類が滅んでも変わりません。』

「そんなぁ…」

『他の仕事の時間なので残りの話はまた後で、貴女が良いゲームライフを送れる事を祈ります。』

「は〜い。」

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