三月の国
優しすぎる君は優しい世界にいてほしい。学校の怪談、体育館で遊ぶ透明な子どもたち。君は彼らと終わらない夜を楽しんでいる。ここは優しくない世界。三月の国にまつわる言い伝え丑の刻に正面玄関の鏡の前に立つと未来の自分が写る。真っ白なウエディングドレスと死化粧を纏う君は幸せそうに眠ってた。
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