後日談 幸せなひととき。

あの時、自分とあえかの精神が融合した。


そうして生まれたのが、「荒木あえか」だ。


「2人って、もしかして入れ替われたりするの?」

もーねがそう聞いてきた。

「うん。入れ替わろうか?」

「ちょっとやってみて!」

よし。お〜いあえか、聞いてたならわかるよね?

{入れ替わりでしょ?}

正解!それじゃやるぞ〜。

「.......ってことで入れ替わったんですけど....」

「その雰囲気は........あえかちゃんだ〜‼︎」


っていう感じで入れ替わることができるようになってしまった。

それをリスナー達に濁しつつ伝えると、

妄想が捗るとか言って、同人誌が爆増した。


胡桃さんとはなさんは相変わらずイチャイチャしてるし....。

あの日からイチャイチャしてて、勘弁して欲しいぜ....。

こりゃ、神様が引き剥がすのもなんとなくわかるわ。


楓さんは......普通に暮らしているみたい。

まぁ、何事もなくてよかった。


それから誘拐事件を起こした男の人も、刑期を終えて自分たちに再度謝罪に来た。

自分たちは何も気にしていなかったので、「全然いいですよ。家族を大切に」とだけ言っておいた。


自分が消える心配はなくなったんだけど...あんなにイキっておいて、それはそれで恥ずかしい。



今はベッドに転がりながら、窓を見ている。

一難去ってまた一難とはこのことかな......また何か起きるような気がしたが、

それは今すぐじゃない。


今ぐらい、ぐっすりと寝ていてもいいだろう。

そういって、私たちはぐっすりと眠ったのだった。


↓スピンオフです!

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330666157846471

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