後日談 幸せなひととき。
あの時、自分とあえかの精神が融合した。
そうして生まれたのが、「荒木あえか」だ。
「2人って、もしかして入れ替われたりするの?」
もーねがそう聞いてきた。
「うん。入れ替わろうか?」
「ちょっとやってみて!」
よし。お〜いあえか、聞いてたならわかるよね?
{入れ替わりでしょ?}
正解!それじゃやるぞ〜。
「.......ってことで入れ替わったんですけど....」
「その雰囲気は........あえかちゃんだ〜‼︎」
っていう感じで入れ替わることができるようになってしまった。
それをリスナー達に濁しつつ伝えると、
妄想が捗るとか言って、同人誌が爆増した。
胡桃さんとはなさんは相変わらずイチャイチャしてるし....。
あの日からイチャイチャしてて、勘弁して欲しいぜ....。
こりゃ、神様が引き剥がすのもなんとなくわかるわ。
楓さんは......普通に暮らしているみたい。
まぁ、何事もなくてよかった。
それから誘拐事件を起こした男の人も、刑期を終えて自分たちに再度謝罪に来た。
自分たちは何も気にしていなかったので、「全然いいですよ。家族を大切に」とだけ言っておいた。
自分が消える心配はなくなったんだけど...あんなにイキっておいて、それはそれで恥ずかしい。
今はベッドに転がりながら、窓を見ている。
一難去ってまた一難とはこのことかな......また何か起きるような気がしたが、
それは今すぐじゃない。
今ぐらい、ぐっすりと寝ていてもいいだろう。
そういって、私たちはぐっすりと眠ったのだった。
↓スピンオフです!
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