第23話 何かある予感
今日はレストランで朝食をとりに来ていた。
まぁ、もっとも...
「バイキングだぁ‼︎」
そう。この今、はしゃいでいるもーねが駄々をこねたため、みんなが根負けしたってのが主な経緯で、本当は明日がレストランの日で、今日は食事処だったんだけど。
「ねぇ、行っていい⁉︎行っていいよね⁉︎」
「2人のことは待ってるから先に行ってていいよ」
「ほんと!?ありがとうあえか‼︎」
そういって、もーねはものすごい勢いで走っていった。
「はぁ〜。全く...」
いやまぁ、もーねらしいんだけど。
それにしても、最近はよく頭が元に戻って来てるのがよく実感できる。
よく眠たくなっていたし。それ以外にも変化が出るのかは今のところ眠たくなること以外ないからわからないけど、出るんだろうな。完全な直感だけど。
「そういやあの2人遅いなぁ...」
てか俺の記憶どうりなら、気づいてないんだろうな胡桃さん。
ーーーーーーーーーーーってことに。
「まさかあの2人喧嘩でもしてんのかな?」
あの2人、前世でも仲が悪いって色々ネタにされていたもんな。
「あのさ」
自分はこの光景がやばすぎて絶句していた。
「いくらさ。バイキングで取り放題って言ってもさ」
「はい...」
「ご飯5合ってどうなのよ!!!!!限度ってものがあるでしょ⁉︎」
というか、炊飯器ごと置かれている。さらにパンも5個ときたら、流石に怒らざるをえない。これはまずいと思ったからだ。
「まあまあ。そこまでにしましょうよ。もーねちゃんも反省してるみたいですし...」
確かに俺も
「そういえば、昨日の夜、なんか騒がしかったような気がするんだけど、何かあった?」
「そ、それは…な、なんでもないよ」
伝えたらもーねと胡桃さんが全面戦争を始めそうで怖かったからだ。
「とりあえず、スタッフさんに言ってお米戻してもいいか聞いてくるから待ってて」
「お、お願いします…」
「はぁ〜食べた食べた〜」
もーねはご満悦のようだ。
ちなみにもーねは気づいていなかったが、ずっと胡桃さんがもーねのことを睨んでいた。
理由としてはずっと自分の隣にもーねがいた事だろうな。まぁ、睨むだけだったら全然いいんだけど…まぁ、嫉妬とかそういうのにもーねって鈍いんだよなぁ…。
「朝風呂に行ってこようかな…?」
「いいんじゃない?」
「あえかも行くよね?」
「自分は早朝に入りに行ったから大丈夫」
2回目はちょっとな……
「そう?なら自分は胡桃ちゃんとはなちゃんと行ってくるね〜」
....何もなきゃいいけど...。
すごく嫌な予感がする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます