第6話 医者から告げられた2つの真実

その日、俺は絶句した。

俺はこの前倒れた時に母さんが心配して病院を予約したため、病院に来ていた。

そして診察をしてもらっている時だった。

パンツが湿った感じがしたので、先生に言って、個室で確認した。そしたら赤い血がついてて.....看護師さんに報告したら「ですねぇ〜おめでとうございます」って言われた。想定はしていたが、実際になると不思議な感覚だ。そのことを母さんに報告したら、「赤飯炊いて待ってる」って言われた。受け入れるしかないらしい。

そして本題の件についてだが、先生からは俺の体がおかしいと言われた。

「いいかい?君の脳は今2%、脳を使うことができる状態だ。

理由はわからないが一般の人は100%だが、君は一般人の100%が君の中では2%になってるんだ」

正直、???????だった。

「難しいよね。そうだな....普通は300mlのペットボトルだけど、君は15Lのペットボトルを持っていて、300ml飲みたい時に普通の人のペットボトルだったら100%入れれば300ml飲める。けど君の場合は、君のペットボトルの2%だけで300mlが飲める。そんな状態なんだ今の君は」

この例え、わかりやすいな。

「で、今回君が倒れた理由だけど、どうやら君は2%いう壁を超えてしまったみたいだ。100%を使ったんじゃないかな?それで脳の機能が爆発的に上がり、などが大幅に上がった。だから、君は絵がすらすらと描けるようになったんだと思う。しかし、元に戻った時に記憶の量に耐えきれずにぶっ倒れたという感じかな。きっと、多すぎた記憶は消されているはずだから、もう絵は書けないはずだよ」

先生の言っている通りだ。確かに俺はあの日以降絵が全然描けなくなっていた。描けないというより、知らないから描けないの方が正しいか。けれど、だとしたらあの件と矛盾するんだけど....

「先生。私、前に同じような状態になって数日で英語がすらすらとできるようになったんですけど、別に倒れることも忘れることもなかったんですけど」

「ああ。それはきっと、脳の状態が関わっているからだと思う。脳には種類があって、言語脳というものがある。普段、君は日本語しか使ってこなかったから言語脳に英語がまるまる入ってもパンクしなかったんだと思う。けれど、今回は違う。日常で使う脳の部分を使ったものだったから別の処理とかもあるせいで、流れてくる情報に処理が追いつかなくてパンク。つまり脳が強制シャットダウンして、流れ込んでくる情報の処理に集中していたんだと思う。つまり何が言いたいのかというと、君が3%以上を使うと倒れてしまう可能性が高いってこと。そしてになってしまう危険もある。だからなるべくというかその力を使って欲しくない」

「わ、わかりました」

「それじゃあ、二つ目ね。落ち着いて聞いてね?....君はんだ」

「え....?」

「悲しい話だが、そういうことなんだ」

その後、先生や看護師さんたちに「お、お大事に〜」と言われた。

まぁ一応身長は数ミリは伸びるらしい。胸どうすんだマジで。このままだと貧乳だとからかわれる。.............諦めよう。死ぬわけじゃないし。

家に帰ったら、赤飯を食べた。そして電話でもーねに報告したら、ほっとしていたがからかわれているのだろうか。

湯船に浸かりながらお医者さんの言っていた力の思い当たることを考えていた。

「やっぱりな気がする」

英語もイラストも推しのためだったし。.....今日はつかれた。難しい話を聞いてすごく疲れた。考えるのは明日にして、今日はもう風呂を上がったらもう寝よう。


幼女性犯罪者には気をつけないとな.........

「すぅ.....すぅ.....」

深い闇へと俺は沈み込んだ....

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る