ほうじ茶に合う ありがたい甘さのぜんざい ひと休みしたら おうちに帰ろう

母がまだこの世にいてくれた時分、母のの入居していた施設からの帰り、



食堂に入って食事を済ませ、お腹が落ち着いても、全然立ち上がる気力が涌かず、


小さめの白玉ぜんざいを頼んだら、

何だか少し切なくなるくらいにしみじみと美味しくて、


少なくとも、その日家まで帰る分くらいには、元気が出た。



小豆は魔除けと言うけれど、疲れた心身に餡こ物は効く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る