埋められた地雷の数だけ好きだった私も君を殺したかった

埋められた地雷の数だけ好きだった私も君を殺したかった


君に埋められた地雷は多すぎる。いつしか君の好きなものが私の好きなものになっていた。君と歩いた駅前、公園。ふとしたタイミングで、君のことを思い出してしまう。そのたびに、胸が痛くて苦しい。私は、君のせいで、ことあるごとに君を思い出してしまう。けれど、君は何かの節で私を思い出して死ぬほど苦しむことはないのでしょう。非対称的な関係だったもの。ずるい。

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第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部 山川紫翠 @shisui_sui

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